アマゾンは9月21日、『Fire HD 8』の新世代モデルを3機種(Fire HD 8 / Fire HD 8 Plus / Fire HD 8 キッズモデル)発表しました。9月21日より予約受付が開始され、2022年10月19日出荷開始予定。
価格はFire HD 8が11,980円(税込)から、Fire HD 8 Plusが13,980円(税込)から、Fire HD 8 キッズモデルは15,980円(税込)。
Amazonプライム特典をはじめとする Amazon のエンタメコンテンツや、ディズニープラス、Netflix、Hulu、ABEMA、U-NEXT などといった動画、Kindle本やdマガジンといった電子書籍の読書、InstagramやTik Tokなど人気のSNS、Spotify や Radiko などの音楽・ラジオ、軽めのゲームもこれ一台で。
2年ぶりの刷新となった Fire HD 8 ですが、2020年モデルからどのような点が進化したのでしょうか。
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Fire HD 8 (2022、第12世代) 登場
Amazonのタブレット端末「Fire」シリーズとして第12世代にあたる『Fire HD 8 / Fire HD 8 Plus / Fire HD 8 キッズモデル』が登場。
仕様比較
Fire HD 8 (2022、第12世代) とFire HD 8 (2020、第10世代) 、Fire HD 10 (2021、第11世代) のスペック比較はざっくり次のとおりです。
Fire HD 8 (2022、第12世代) | Fire HD 8 (2022、第10世代) | Fire HD 10 (2021、第11世代) | |
---|---|---|---|
ディスプレイ | 8インチ HD | 8インチ HD | 10.1インチ フルHD |
解像度 | 1280 x 800 189 ppi | 1280 x 800 189 ppi | 1920 x 1200 224 ppi |
サイズ | 201.9 x 137.3 x 9.6 mm | 202 x 137 x 9.7mm | 247 x 166 x 9.2mm |
重量 | 337 g 342 g (Plus) | 355 g | 465 g 468 g (Plus) |
CPU | 2.0GHz 6コア | 2.0GHz 4コア | 2.0GHz 8コア |
RAM | 2GB 3GB (Plus) | 2GB 3GB (Plus) | 3GB 4GB (Plus) |
容量 | 32GB / 64GB | 32GB / 64GB | 32GB / 64GB |
外部ストレージ | 最大1TB | 最大1TB | 最大1TB |
バッテリー | 最大13時間 | 最大12時間 | 最大12時間 |
充電時間 | 約5時間 約3時間 (Plus) | 約5時間 | 約4時間 |
ワイヤレス充電 | Plusのみ対応 | Plusのみ対応 | Plusのみ対応 |
カメラ | 2MP / 2MP (標準) 2MP / 5MP (Plus) | 2MP / 2MP (標準) 2MP / 2MP (Plus) | 2MP / 5MP (標準) 2MP / 5MP (Plus) |
USB | USB-C (2.0) | USB-C (2.0) | USB-C (2.0) |
Alexa | ● | ● | ● |
Showモード | ● | ● | ● |
保証 | 1年間 | 90日間 | 1年間 |
価格 | 11,980円から | 9,980円から | 15,980円から |
大幅な刷新とはならず
「Fire HD 8 (2022、第12世代)」の基本的な仕様は2020年発売の第10世代モデルから大きく変わらず。解像度は「1280 x 800 ピクセル (189ppi)」が維持。搭載 RAM も標準は 2GB、Plus が 3GB である点は変更ありません。
目立った変更点としては CPU が「2.0GHz 4コア」から「2.0GHz 6コア」になったこと。Amazon いわく CPU 強化により前世代機に比べて最大 30% 高速化が実現したといいます。映像を小さく表示しながら別のアプリを使えるピクチャ・イン・ピクチャ機能も、よりスムーズに動かせます。
Plus モデルではリアカメラが 5 メガピクセルに。より鮮明な動画や静止画の撮影が可能です。
また新たに拡大鏡機能などアクセシビリティを拡充する機能が搭載。画面を拡大できるようになり、視覚障害のある方の利用をサポートします。タッチ操作でAlexaを利用するユーザー向けに「タップでAlexa」の利用も可能になりました。ミラーリングにも対応。
キッズモデル
定番となったキッズモデルも用意。
新世代 Fire HD 8 キッズモデルには、新世代 Fire HD 8 が搭載。8インチHDディスプレイと2.0GHz 6コアプロセッサ、2GB RAM、最大13時間持続のバッテリーを備えています。ここにスタンド付きの専用キッズカバー、2年間の限定保証、1年間の Amazon Kids+ 利用権が含まれたモデルです。見守りに便利なペアレンタル・コントロール機能も。
Fire OS 8 上では Google Play は正常に動作しない → 従来のように安価なAndroidタブレットとしては使えない
Fire タブレットは Android ベースの Fire OS が搭載されており、基本的には Amazon アプリストアから対応アプリをダウンロードして使用することになります。ただ Amazon アプリストアのラインナップは残念ながら豊富とは言えません。
そこで非公式ながら Google Play ストアをインストールすることで、Fire タブレット上で Android アプリを使えるようにし、アプリ不足という Fire タブレットの弱点を補うことができます……できました。
第12世代 Fire タブレットでは Fire OS の最新バージョン Fire OS 8 が搭載されています(2021年発売の第11世代 Fire タブレットは Fire OS 7)。6 月に発売された新しい Fire 7 タブレットにも Fire OS 8 が搭載されているのですが、ここに Google Play を載せようとすると不具合が多く、これまでのように動作しないことが確認されています。
新しい Fire HD 8 / Fire HD 8 Plus も Fire OS 8 が搭載されており、Google Play は正常に動作しません。残念ながら少なくとも現時点で Fire OS 8 上で Google Play を快適に動かすことはできず、従来のような安価な Android タブレットとしての扱い方はできなくなりました。
現在販売中のモデルでは Fire HD 10 / Fire HD 10 Plus(第11世代)が、かろうじて Google Play をインストール可能。ただ今後 Fire OS のメジャーアップデートがあり Fire OS 8 になった場合には利用できなくなるものと思われます。
第10世代 Fire HD 8 がブラックフライデーにも登場
新モデル登場で販売終了となったかに思われた第10世代ですが、11月25日から開催の「Amazonブラックフライデー」にて、第10世代の Fire HD 8 および Fire HD 8 Plus が登場。割引価格にて販売されています。
Fire HD 8 32GB は45%OFFの5,480円、64GBは38%OFFの7,480円。Fire HD 8 Plus 64GB は41%OFFの8,180円、ワイヤレス充電スタンドつきが38%OFFの121,800円。
第10世代の新品を購入できる最終チャンスになると思われます。