EAの2013年3月期第3四半期業績、売上高は11.82億ドル、純利益1.76億ドル。『FIFA 13』は1,200万本を突破し、デジタル関連だけで1億ドル規模に


 

Electronic Artsから、2013年3月期第3四半期業績が発表されました。パッケージ販売は落ち込んだものの、好調を維持する『FIFA 13』や『Battlefield 3 Premium』、またデジタル販売が成長し、non-GAAPベースによる2012年10-12月の売上高は11億8,200万ドル、純利益1億7,600万ドルでした。

FIFA 13は累計1,200万本以上を販売

驚異的なペースで販売数を伸ばし続ける『FIFA 13』の累計販売数は、年内で大台を突破して1,200万本以上と報告されました。同時期の『FIFA 12』を23%以上上回っているということです。ちなみに『FIFA 12』の販売数は、前年のQ3発表時1,000万本以上と報告されていました。

また『FIFA 13』はデジタル関連も非常に好調で、10-12月だけで1億ドル以上の規模になっているということです。この数字は『FIFA 12』の約2倍、98%の成長を示しています。

『FIFA』は、『FIFA 13』だけではありません。オンラインゲーム『FIFAオンライン2』やソーシャルゲーム『FIFAワールドクラスサッカー』の6,000万ドル以上の貢献を含む『FIFA』フランチャイズ全体のデジタル収益は、2012年4-12月で2億3,000万ドル以上の数字を生み出しています。

『Battlefield 3 Premium』は290万ユーザーが参加し、Q3までに1億800万ドルの売上になっていることも報告されました。なおQ3で発生した2,800万ドルの売上は、Q4に繰り延べされるということです。

デジタルビジネスも拡大。EAは、2012年における西洋小売市場において、トップ20の中に6タイトルを送り込んだ(2011年は4タイトル)、iOSゲーム市場におけるナンバーワンのパブリッシャーだったと報告されています。iOSゲームのトップ売上は『ザ・シンプソンズ』で、この3ヶ月で2,300万ドルを販売しました。

ハンドヘルドを含むモバイル向けのゲームやサービスは、当四半期で約1億ドルの売上(前年同期比18%増)。

デジタルゲームやサービスをダウンロードするためのプラットフォーム「Origin」は、モバイル会員1,700万ユーザーを含む3,900万ユーザーが登録しています。また86の独立系デベロッパーと契約しています。

直近12ヶ月のnon-GAAPベースによるデジタル販売額は、37%の伸びを見せて150億ドルを記録しています。

EAはQ4に『Army of Two: Devil’s Cartel』『Dead Space 3』『Crysis 3』『Tiger Woods PGA TOUR 14』『SimCity』の発売を予定しています。

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