任天堂が29日に発表した2016年3月期第1四半期(2015年4−6月期)の連結業績は、売上高902億2300万円(前年同期比+20.8%)、営業利益11億4900万円(前年同期は94億7000万円の営業損失)、経常利益142億8600万円(同99億6400万円の経常損失)、純利益82億8400万円(99億2400万円の純損失)でした。円安に推移したことで為替差益を108億1800万円計上しています。
2015年4-6月期は、3DSではNewニンテンドー3DS系統が引き続き好調に販売を伸ばした他、ソフトでは『ファイアーエムブレムif』のヒット『GIRLS MODE 3』『リズム天国 ザ・ベスト+』なども女性層を取り込みました。
Wii Uでは『スプラトゥーン』が6月末までに162万本のヒットを記録(国内は49万本、海外は112万本)。ハードの販売も牽引しています。Wii Uは6月末時点で1001万台。ようやく1000万台に到達しています。
また『amiibo』の販売も引き続き好調だったとのこと。さらにダウンロード売上高も120億円と前年同期と比較して70億円伸びています。
ハードウェアの売上高は445億5600万円(前年同期比+100億5900万円)、ソフトウェアの売上高は453億7200万円(55億6800万円)でした。トランプ・かるた他の売上高は2億9400万円(-1億円)でした。
業績
売上高 – 902億2300万円(前年同期比+20.8%)
営業利益 – 11億4900万円(94億7000万円の営業損失)
経常利益 – 142億8600万円(99億6400万円の経常損失)
純利益 – 82億8400万円(99億2400万円の純損失)
販売数
ハードウェア
- 3DS: 101万台(前年同期比+23.1%)
- 3DS LL: 8万台
- 2DS: 5万台
- New3DS: 15万台
- New3DS LL: 71万台
- Wii: 4万台(-55.6%)
- Wii U: 47万台(-7.8%)
ソフトウェア
- 3DS: 792万本(前期比-7.6%)
- Wii: 112万本(-30.0%)
- Wii U: 455万本(+3.6%)
2015年4-6月のミリオンセラー
Wii U: スプラトゥーン – 162万本(国内49万本/海外112万本)
地域別売上高
- 日本: 252億900万円
- 米大陸: 392億5900万円
- 欧州: 215億9600万円
- その他: 41億5700万円
通期の見通し
2016年3月期通期の見通しは、5月に発表された業績予想から変更無し。販売目標は3DSがハード760万台/ソフト5600万本。Wiiがハード10万台/ソフト400万本。Wii Uがハード340万台/ソフト2300万本。売上高は5700億円、営業利益500億円、経常利益550億円、純利益350億円を見込みます。