任天堂が28日に発表した2015年第2四半期の連結業績(2015年4−9月)は、ハードウェア/ソフトウェア、デジタルコンテンツ、トランプ・かるた他すべてが前年同期を上回る販売を記録して増収に。売上高2041億8200万円(前年同期比19.1%増)、営業利益89億7700万円(前年同期は2億1500万円の営業損失)、経常利益164億3600万円(-25.9%)、純利益は114億6600万円(-19.8%)でした。
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Wii Uソフトが好調、『amiibo』は累計2100万体に
3DSではNew3DSが好調に推移したことで209万台から228万台へ前年比増を達成していますが、ソフト面では欧米で有力タイトルが遅れており、2330万本から1920万本へ400万本以上減少。日本は6.8%、米大陸向けは22.4%、欧州その他は28.5%それぞれダウンしています。
一方で、『スプラトゥーン』と『スーパーマリオメーカー』の2本ミリオンセラーが生まれたWii Uは上向き。ハードは6.3%増の119万台、ソフトは31.6%増の1237万本でした。
報告によると、『amiibo』の累計出荷はフィギュア型のみで2110万体を突破。4−9月期の販売数は1060万体だったとのこと。『amiiboカード』は約860万枚であるということです。好調な販売が続き、中間売上高の増加に寄与しているということです。
ダウンロード売上高は210億円。前年同期の107億円からほぼ倍増を達成しています。
業績
売上高 – 2041億8200万円(前年同期比+19.1%)
営業利益 – 89億7700万円(前年同期は2億1500万円の営業損失)
経常利益 – 164億3600万円(-25.9%)
純利益 – 114億6600万円(-19.8%)
販売数
ハードウェア
- 3DS: 228万台(前年同期比+9.1%)
- 3DS LL: 16万台
- 2DS: 16万台
- New3DS: 40万台
- New3DS LL: 146万台
- Wii: 7万台(-58.8%)
- Wii U: 119万台(+6.3%)
ソフトウェア
- 3DS: 1920万本(前期比-17.6%)
- Wii: 408万本(-34%)
- Wii U: 1237万本(+31.6%)
ミリオンセラー(2015年4-9月期)
3DS: どうぶつの森 ハッピーホームデザイナー – 202万本(国内117万本/海外85万本)
Wii U: スプラトゥーン – 242万本(国内86万本/海外156万本)
Wii U: スーパーマリオメーカー – 188万本(国内39万本/海外150万本)
地域別売上高
- 日本: 595億400万円
- 米大陸: 884億800万円
- 欧州: 482億8800万円
- その他: 79億8100万円
通期の見通し
2016年3月期通期の見通しは5月に発表された業績予想から変更無し。延期となった『スターフォックスゼロ』は年度内、スマートデバイス向けゲームアプリの配信も予定。スマホ戦略に関しては29日に発表予定。
販売目標は3DSがハード760万台/ソフト5600万本。Wiiがハード10万台/ソフト400万本。Wii Uがハード340万台/ソフト2300万本。売上高は5700億円、営業利益500億円、経常利益550億円、純利益350億円を見込みます。