米ウォルト・ディズニーが5日、2015年3月28日を末日とする2015年Q1(1-3月期)業績を発表しました。主力のメディア・ネットワーク部門やテーマパーク運営のパーク&リゾート部門が好調で、売上高は前年同期比プラス7%の124億6100万ドルを記録。純利益は8%プラスの22億2800万ドルでした。
メディア・ネットワーク部門の売上高は13%プラスの58億ドル。ただ営業利益は2%減少して21億ドルでした。番組製造コスト等の増加により、ケーブルネットワークの利益が9%減少したことが響いています。
テーマパーク運営のパーク&リゾート部門の売上高は、前年同期比6%プラスの376億ドル。営業利益も24%プラスの5億6600万ドルの増収増益でした。チケット価格の値上げや宿泊費、飲食品、グッズ販売などへの支出増加が寄与しています。
映画製作等のスタジオエンターテインメント部門は、6%減少の16億8500万ドル。営業利益も10%減少して4億2700万ドルでした。『Frozen(アナと雪の女王)』効果も落ち着き、売り上げも落ち込んでいます。
グッズやライセンス事業を手がけるコンシューマー・プロダクト部門は10%プラスの9億7100万ドルで、営業利益は32%プラスの3億6200万ドルでした。こちらでは『アナ雪』効果が続いているほか、『アベンジャーズ』関連も好調でした。
ビデオゲームを含むインタラクティブ部門は12%ダウンの2億3500万ドルでしたが、営業利益は86%プラスの2600万ドルでした。開発タイトルが限られたことにより製品開発コストやマーケティング費用が圧縮したことに加えて、『ツムツム』の好調で、営業利益が大きく伸びています。一方で『Disney Infinity』は伸び悩み。『スターウォーズ』が登場する「3.0」に期待がかかります。