ディズニーの2014年9月期通期業績、全部門が拡大し増収増益に。ゲームを含むInteractive部門も黒字転換


 

The Walt Disney Companyの2014年9月期第4四半期および通期業績が発表されています。9月27日を末日とするQ4(7-9月期)の売上高は123億8900万ドル(前年同期比+7%)、営業利益は27億7500万ドル(+12%)、純利益は14億9900万ドル(+8%)でした。通期の売上高は488億1300万ドル(+8%)、営業利益130億500万ドル(+21%)、純利益75億100万ドル(+26%)でした。

ディズニーチャンネルや『Frozen(アナと雪の女王)』が好調だったことを受け、Studio Entertainment事業の売上高は前期比+22%増の72億7800万ドル、営業利益は前年同期比2倍以上となる15億4900万ドルに。

その他部門も好調。映像配信を行うMedia Networks事業は通期売上高が211億5200万ドル(前期比+4%)、営業利益は73億2100万ドル(+7%)でした。ディズニーリゾート運営のParks and Resorts事業の売上高は150億990万ドル(+7%)、営業利益は26億6300万ドル(+20%)でした。Consumer Products事業は売上高39億8500万ドル(+12%)、営業利益は22%アップして13億5600万ドルでした。

Disney Interactiveも黒字化

家庭用ゲームソフトを含むInteractiveは、通期売上高を22%伸ばして12億9900万ドルとし、営業損益も1億1600万ドルの黒字に転換(前年度は8700万ドルの営業損失)。

第4四半期売上高は、前年同期比で3400万ドル下落し3億6200万ドルだったものの、セグメント利益は1800万ドルと200万ドル上昇しました。これはモバイルゲーム『Tsum Tsum(ツムツム)』の成功や、ライセンス契約のギャランティーが貢献。

家庭用ゲームでは9月23日に『Disney Infinity』の新作『Disney Infinity: Marvel Super Heroes(Disney Infinity 2.0)』が発売されていますが、発売日が前作(2013年8月18日発売)よりも1ヶ月遅く会計年度末付近だったこともあり、業績へ大きく寄与するには至りませんでした。

関連キーワード
,

この記事をシェアする