米エレクトロニック・アーツ(EA)が2023年3月期の通期決算を発表。フランチャイズ史上最大売上を記録した『EA SPORTS FIFA 23』の貢献もあり、売上高74億2,600万ドル(前期比6.2%増)を記録しました。ライブサービス等の売上は54億8,900万ドルで前期比9.8%増加しました。純利益は1.6%増の8億200万ドルでした。
『FIFA』最終作が発売から6か月でフランチャイズ史上最大売上を記録
ハイライトの一つは『FIFA』を冠する最後の作品となった『FIFA 23』。
発売から6か月で前作『FIFA 22』の累計売上を上回り、FIFA フランチャイズ史上最も成功した作品として幕を下ろすことになります。『EA SPORTS FIFA』フランチャイズ全体の第4四半期の受注額は前期比31%増加しています(為替変動の影響を除いた恒常通貨レートでは37%増)。
『Apex Legends』も引き続き好調で、シーズン6のピーク時の週間アクティブユーザー数はシーズン5と比較して20%以上増加しました。また『The Sims 4』のプレイヤーネットワークは累計で7,000万人以上に拡大しています。
2024 年 3 月期の業績についてEAは、売上高が73億〜77億ドル、純利益は9億1,500万〜10億5,500万ドルとなる見通しだとしています。『FIFA』シリーズは今年から『EA SPORTS FC』へと名称を変更しますが変更の影響はなく、自分たちが約 30 年手掛けてきたサッカーゲームに対する自信を深めているようです。