セガサミーホールディングスが11月1日に発表した2019年3月期第2四半期決算(2018年4〜9月)は、売上高や利益項目が前年同期から大幅に減少する減収減益でした。主に遊技機事業の苦戦が響きました。

エンタテインメントコンテンツ事業ではデジタルゲーム分野で一部タイトルの延期や新作の研究開発費・コンテンツ制作費などがかさみ損失が膨らんでいます。また本社移転による費用も減益要因となりました。

セガサミーHDのQ2売上高は1710億円(▲12%)、営業利益は102億円(▲62%)、経常利益は91億円(▲64%)、純利益は67億円(▲62%)でした。

エンタテインメントコンテンツ事業

家庭用ゲームを含むエンタテインメントコンテンツ事業の売上高は1072億円で、前年同期と比べて6%増加。一方、営業利益は62億円で39%減少しました。内訳は次の通りです。

  • デジタルゲーム:売上高193億円/営業損失14億円(前年同期は20億円の黒字)
  • パッケージゲーム:売上高267億円(▲1%)/営業利益44億円(+69%)
  • AM機器:売上高283億円(+25%)/営業利益23億円(▲4%)
  • AM施設:売上高207億円(+6%)/営業利益19億円(+12%)
  • 映像・玩具:売上高102億円(▲1%)/営業利益9億円(+29%)
  • その他/消去等:売上高20億円(▲23%)/営業損失20億円(前年同期は2億円の赤字)

デジタルゲーム

デジタルゲーム分野ではPS4版『BORDER BREAK』が堅調に推移したものの、上半期にローンチを予定していタイトルが一部で遅れているほか、上半期の新規タイトル投入にともなう研究開発費やコンテンツ制作費等がかさみました。

Q2の平均MAU(マンスリー・アクティブ・ユーザーの3か⽉平均)は542万人とQ1から146万人減少。一方で平均ARPMAU(売上⾼をMAUで割った値)は1,507円でQ1から384円増加。この結果売上高も復調し、7-9月は103億円と100億円台を回復しました。

7〜9月のデジタルゲーム国内売上上位3本は『ファンタシースターオンライン2』『BORDER BREAK』『ぷよぷよ!! クエスト』でした。

Q3以降は『⿓が如く ONLINE』や『ワンダーグラビティ 〜ピノと重⼒使い〜』『イドラ ファンタシースターサーガ』『Total War: ARENA』などがローンチするほか、未発表タイトルも2本計画されています。

複数の新作の投入で巻き返しを図る通期では売上高700億円(+82%)、営業利益90億円(+173%)の見通し。

パッケージゲーム

パッケージゲーム分野ではQ2期間中に『ソニックマニア・プラス』や『龍が如く3(PS4版)』『Shenmue I&II (シェンムー I&II、日本では11月22日発売)』などが発売されました。

上半期新作の勢いは昨年と比べると鈍ったものの(40%減の188万本)、旧作のリピート販売が貢献し、合計では前年同期比で29%増の1,118万本となりました。

すでに前年度の通期実績を上回る930万本を販売しているリピートは、欧米が特に好調で855万本を占めています。主なリピートタイトルは『Total War』『ソニック』『Football Manager』でした。

Q3以降は『ぷよぷよeスポーツ』(10月25日配信開始)、PS4版『龍が如く4』『龍が如く5』、『JUDGE EYES:死神の遺⾔』、『Total War: THREE KINGDOMS』が計画されています。

下半期の大型タイトル投入で売上を伸ばし、通期売上高は9%増の620億円、営業利益は8%増の70億円の見通し。

新作ビデオゲームやCVTキットの販売が堅調に推移したアミューズメント機器分野は売上高283億円と増収。営業利益は23億円でした。国内既存店売上高が5%増加したアミューズメント施設分野も売上高207億円で増収となりました。営業利益は19億円でした。

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