カプコンの2017年Q2は増収増益、家庭用新作や海外向けリピート販売、モバイルのライセンス収入が貢献


 

カプコンが6日に発表した2018年3月期第2四半期(2017年4−9月)の連結業績は、家庭用ゲームを含むデジタルコンテンツ事業の新作やライセンス収入が伸びたことで、増収増益となりました。売上高は18%増の337億円、営業利益は192%増の50億円、経常利益は876%増の50億円、純利益は758%増の35億円でした。

カプコン 2017年4-9月 決算

  • 売上高:337億2900万円(前年同期比+17.6%)
  • 営業利益:50億100万円(+191.5%増)
  • 経常利益:50億1600万円(+875.5%増)
  • 純利益:34億8100万円(+757.5%)

デジタルコンテンツは大幅増益

主力のデジタルコンテンツ事業の売上高は前年同期比23%増の201億円、営業利益は248%増の38億円でした。

新作『マーベル VS. カプコン:インフィニット』は90万本の出荷。計画200万本に対しての進捗は45%となっています。『マブカプインフィニット』は格闘ゲーム人気の高い海外市場で出足が鈍く、これからどこまで伸ばしていけるか。

リピートで200万本を目指す『バイオハザード7 レジデント イービル』は60万本を販売し累計410万本に。着々と売上を伸ばしています。『モンスターハンターダブルクロス Nintendo Switch Ver.』も堅調との評価。

また『ウルトラストリートファイターII』がスマッシュヒットとなったほか、3DS版『モンスターハンターダブルクロス』も収益向上に一定の寄与をはたしたとのこと。

オンラインゲームでは配信10周年を記念して大型アップデートが実施された『モンスターハンター フロンティア Z』が底堅い動きを示し、モバイルコンテンツでは『モンスターハンター エクスプロイア』が安定した人気を持続。ライセンス収入も利益向上に寄与しました。

アミューズメント施設事業の売上高は8%増の52億円、営業利益は33%増の6億円でした。店舗運営コストの削減や既存店売上高が伸びたことで増収増益となりました。

アミューズメント機器事業の売上高は12%増の73億円、営業利益は17%増の19億円でした。パチスロ機の販売台数が前年同期比で2000台増えるなどした結果、増収増益となりました。

ロイヤリティ収入やキャラクターグッズ関連などを行うその他事業の売上高は12%増の11億円、営業利益は45%増の6億円でした。

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