Apple が2日に発表した2017年度第2四半期の決算は、利益率の高い iPhone が利益を押し上げたこともあって増収増益となりました。売上高は5%増の529億ドル、純利益も5%増の110億ドルでした。
Apple の2017年度Q2決算
売上高:528億9600万ドル(前年同期比+5%)
純利益:110億2900万ドル(+5%)
各デバイス・サービスの販売台数 / 売上高
- iPhone – 5076万3000台(前年同期比▲1%) / 332億4900万ドル(+1%)
- iPad – 892万2000台(▲13%) / 38億8900万ドル(▲12%)
- Mac – 419万9000台(+4%) / 58億4400万ドル(+14%)
- サービス – 70億4100万ドル(+18%)
*デジタルコンテンツ・サービス、AppleCare、 Apple Pay、ライセンシングなど - その他製品 – 28億7300万ドル(+31%)
*Apple TV、Apple Watch、Beats製品、iPod、アクセサリなど
地域別売上高
- 米大陸 – 211億5700万ドル(+11%)
- ヨーロッパ – 127億3300万ドル(+10%)
- 中国 – 107億2600万ドル(▲14%)
- 日本 – 44億8500万ドル(+5%)
- その他アジア太平洋地域 – 37億9500万ドル(+20%)
iPhone は販売台数が1%減の5076万台となりましたが、単価が上がっていることで売上高は1%増の332億ドルと増収に。Apple の報告によると、大画面の iPhone 7 Plus が引き続き好調で、また新しく発売した「iPhone 7 (PRODUCT)RED Special Edition」も好評だったということです。
販売が好調だった Mac は、販売台数が4%増の420万台、売上高は14%増の58億ドルでした。iPad は13%減の892万台、売上高は12%減の39億ドルとなりました。前回より減少幅は縮小しているものの、不調が続いています。また、AirPods が寄与したその他製品は31%増の29億ドル。サービス関連は18%増の70億ドルに拡大し、過去最高の四半期売上高を達成しています。
地域別売上では、経済が鈍化が指摘される中国市場は14%減。5四半期連続でマイナスとなっています。その他の地域では欧米が二桁増を達成。日本も5%増となりました。
第3四半期(4-6月期)の見通しは売上高が435億ドル〜455億ドルと増収予想。6月には恒例のWWDCも控えていて、キーノートの発表内容が注目されます。