Apple が発表した2016年10−12月期(2017年第1四半期)の決算は、「iPhone 7」シリーズが本格的に寄与した iPhone の売上が販売・台数ともに前年同期を上回り、4四半期ぶりに増収となりました。売上高は前年同期比3%増の784億ドルで、四半期の売上高として過去最高を更新しています。
ただ研究開発費や販管費といった費用がかさんだこともあり、最終損益は179億ドルと3%の減益でした。
地域別売上高では、中国が12%減と減速が目立つ一方で、日本が20%増の57億6600万ドルと好調。アメリカは9%増、欧州は3%増、その他アジア地域は8%増でした。
製品別売上高では、iPad の減少傾向が続いているものの、iPhone、Mac、サービスはプラス。特に App Store を含むサービス売上高は18%増と拡大が続いています。
Apple 2017年9月期第1四半期(10-12月期) 業績
- 売上高 – 783億5100万ドル(前年同期比+3%)
- 純利益 – 178億9100万ドル(▲3%)
- 1株当たり利益 – 3.36ドル(+2%)
各デバイスの販売台数・売上高
- iPhone – 7829万台(前年同期比+5%) / 543億7800万ドル(+5%)
- iPad – 1308万1000台(▲19%) / 55億3300万ドル(▲22%)
- Mac – 537万4000台(+1%) / 72億4400万ドル(+7%)
- サービス – 71億7200万ドル(+18%)
*デジタルコンテンツ・サービス、AppleCare、 Apple Pay、ライセンシングなど - その他製品 – 40億2400万ドル(▲8%)
*Apple TV、Apple Watch、Beatsプロダクト、iPod、アクセサリなど
地域別売上高
- 米大陸 – 319億6800万ドル(+9%)
- ヨーロッパ – 185億2100万ドル(+3%)
- 中国 – 162億3300万ドル(▲12%)
- 日本 – 57億6600万ドル(+20%)
- その他アジア太平洋地域 – 58億6300万ドル(+8%)