Mac miniやMacBook Air、iPad Pro の新製品を発表したアップルが11月1日、2018年7-9月(第4四半期)の決算を発表しました。Q4業績は売上高が前年同期比20%増の629億ドル、純利益は32%増の141億ドルでした。App Store / iTunes Store やAppleCare、Apple Payなどを含むサービス部門の売上高が17%増加して、過去最高の100億ドルに到達(9981万ドル)しています。
ただし、主力のiPhoneの販売台数は4689万台で、4668万台だった前年同期からほとんど横ばいと伸び悩みました。売上高に関しては端末の単価が上がっているため、288億ドルから372億ドルへ29%増加しています。iPhone は新モデル「iPhone XS / XS MAX」「iPhone XR」が発表されていますが、「iPhone XR」は10月発売だったため、今回の決算には含まれませんでした。
その他デバイスでは iPad や Mac が昨年と比べて販売台数が減少。新モデルの投入で巻き返しを図れるでしょうか。米国と中国の貿易戦争や景気後退などが業績に与える影響も懸念されていますけれども。
なおアップルは、次回の発表(2018年10-12月期)から各製品の四半期ごとの販売台数を開示しないと発表しています。
Apple の2018年 Q4 (2018年7-9月) 決算
- 売上高:629億ドル(+20%)
- 純利益:141億2500万ドル(+32%)
- 1株あたり利益:2.91ドル(+41%)
各デバイス・サービスの販売台数 / 売上高
- iPhone – 4688万9000台(前年同期比+0%) / 371億8500万ドル(+29%)
- iPad – 969万9000台(▲6%) / 40億8900万ドル(▲15%)
- Mac – 529万9000台(▲2%) / 74億1100万ドル(+3%)
- サービス – 99億8100万ドル(+17%)
*デジタルコンテンツ・サービス、AppleCare、 Apple Pay、ライセンシングなど - その他製品 – 42億3400万ドル(+31%)
*Apple TV、Apple Watch、Beats製品、iPod、アクセサリなど
地域別売上高
- 米大陸 – 275億1700万ドル(+19%)
- ヨーロッパ – 153億8200万ドル(+18%)
- 中国 – 114億1100万ドル(+16%)
- 日本 – 51億6100万ドル(+34%)
- その他アジア太平洋地域 – 34億2900万ドル(+22%)