任天堂が3月3日に発売を予定している新型ゲーム機「Nintendo Switch (ニンテンドースイッチ)」。調査会社のメディアクリエイトから、国内予約が非常に好調で、初回の8割に達していることが伝えられていますが、任天堂の君島達己社長もまた、公式に初日出荷分の予約がほとんどの小売店で終了していることを明らかにしました。
Nintendo Switch、初日出荷分の予約はほとんどの小売店で終了
君島社長は Nintendo Switch の初日出荷の予約分はほとんどの小売店で終了しているとして期待の大きさを感じるとコメント。ただ現時点でどのくらいの規模になっているか、具体的な数字の公表は控えました。3月末までの出荷計画は200万台で今のところ変更ないものの、顧客の要望に応じて増やしていきたいと増産を示唆しました。
増産に関しては以前から需要増に対応できるとの話が出ている通り。規模は明らかにされていないものの、いくらかの上積みを期待できそう。最大商戦期であるホリデー商戦を外して発売される Nintendo Switch ですが、ローンチに関しては問題なさそうです。
また、これも君島社長が以前から語っていることですが、スイッチ本体の採算について、逆ざやでは販売しないと改めてコメントしています。ソフトラインナップについては、同時発売ソフトも重要であるものの、続くタイトルがいつ、どの程度出るかも非常に重要であると、空白期間を作らずに有力ソフトをリリースしていく考えを強調しています。
実際、任天堂から発売されるスイッチ対応ソフトを見ていくと、発売日に『1-2-Switch』と『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』、4月28日に『マリオカート8 デラックス』、春に『ARMS』、夏に『スプラトゥーン2』、冬に『スーパーマリオ オデッセイ』、年内に『ゼノブレイド2』が予定されていて、国内外のファンに訴求するジャンル、タイトルが揃っています。来年のソフトとしては『ファイアーエムブレム』の完全新作も発表されました。
任天堂が今年発売を予定している Nintendo Switch 用ソフト
3月3日:ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド、1-2-Switch
3月:いっしょにチョキッと スニッパーズ (**ダウンロードソフト)
4月28日:マリオカート8 デラックス
春:ARMS
夏:スプラトゥーン2
冬:スーパーマリオ オデッセイ
年内:ゼノブレイド2
ソフトメーカー任天堂としての準備は出来ているように見えるので、後はプラットフォームホルダーとして、任天堂ハードの弱みであるソフトメーカーとの協力体制を、どう継続的に盛り上げていけるかですね。