Apple が25日に発表した2016年7-9月期決算は、売上高が前年同期比9%減の468億5200万ドル、純利益は19%減の90億1400万ドルでした。
通期でも売上高が8%減の2156億3900万ドル、純利益が14%減の456億8700万ドルと減収減益でした。中国経済の減速や、iPhoneの販売減が響きました。
iPhone 7/7 Plus のローンチは期末だったため、Q4 の iPhone の販売には iPhone 6s/6s Plus や SE も含まれています。
デバイスの販売が伸び悩んだ一方で、iTunes Store や App Store などサービス関連は好調。63億2500万ドルを販売し、前年同期比プラス24%の成長を見せています。
Apple 2016年9月期第4四半期(7-9月期) 業績
- 売上高 – 468億5200万ドル(前年同期比▲9%)
- 純利益 – 90億1400万ドル(▲19%)
- 1株当たり利益 – 1.67ドル(▲15%)
各デバイスの販売台数・売上高
- iPhone – 4551万3000台(前年同期比▲5%) / 281億6000万ドル(▲13%)
- iPad – 926万7000台(▲6%) / 42億5500万ドル(▲0%)
- Mac – 488万6000台(▲14%) / 57億3900万ドル(▲17%)
- サービス – 63億2500万ドル(+24%)
*インターネットサービス、AppleCare、 Apple Pay、ライセンシングなど - その他製品 – 23億7300万ドル(▲22%)
*Apple TV、Apple Watch、Beatsプロダクト、iPod、アクセサリなど
地域別売上高
- 米大陸 – 202億2900万ドル(▲7%)
- ヨーロッパ – 108億4200万ドル(+3%)
- 中華圏 – 87億8500万ドル(▲30%)
- 日本 – 43億2400万ドル(+10%)
- その他アジア太平洋地域 – 26億7200万ドル(▲1%)
年末商戦を含む2016年10-12月期の売上高は、昨年並の760億からそれを上回る780億ドル程度になるとの予測。9月末に発売した iPhone 7 の売上は堅調と評価しています。