バンダイナムコホールディングスは23日、日本経済新聞が8月23日付で報じた「バンダイナムコ 海外のアニメ配信から撤退」について、“グループがアニメ海外配信から撤退するという事実はない” とその内容を否定しました。
本日の日本経済新聞にて、当社グループがアニメ海外配信から撤退するという記事が掲載されましたが、当社グループがアニメ海外配信から撤退するという事実はございません。
当社グループでは、海外での事業拡大を積極的に推進しており、海外に向け日本のアニメ文化を発信していきたいという方向性に変更はありません。
子会社のアニメコンソーシアムジャパンで行っている配信事業は終了いたしますが、その他のグループ各社で行っている配信につきましては今後も継続・強化してまいります。
また、2018 年4月からの次期中期計画に向け、グループ内の複数の配信機能については、より効果的に相乗効果があがる方向で検討を行ってまいります。
なお、アニメコンソーシアムジャパンが行っている配信事業終了に伴う連結業績に与える影響は軽微です。
via: 一部報道について (.pdf)
バンダイナムコ HDは、100%子会社のアニメコンソーシアムジャパン(ACJ)が運営するアニメ配信サイト「ダイスキ」と、スマートフォン(スマホ)向けアプリのサービスを2017年10月末で終了。ダイスキはすでに新規の受付を終了しており、サービスを縮小しながら10月末を迎えることとなります。
バンナムは、日経が報じたように ACJ の配信事業終了は事実であると認めた一方で「その他のグループ各社で行っている配信については今後も継続・強化していく」「グループは海外での事業拡大を積極的に推進しており、海外に向け日本のアニメ文化を発信していきたいという方向性に変更はない」と反論。
また2018年4月以降の次期中期計画に向けて、グループ内の複数の配信機能については、より効果的に相乗効果があがる方向で検討していくとしています。
なお、アニメコンソーシアムジャパンが行っている配信事業終了に伴う連結業績に与える影響は軽微だということです。
日経は海外のアニメ配信事業から撤退と伝えていますが、記事を読むと ACJ の配信事業終了を指してこれを言っているのですね。バンダイナムコは今後、別の形で海外での海外のアニメ配信事業を模索していくようです。動画配信は Netflix や Hulu、Amazonビデオなど米国のサービスが世界的に主流。バンナムのコンテンツも多く配信されています。また新たに自社でプラットフォームを立ち上げてやっていくよりも、彼らの力を借りる手段が増えていくのかもしれません。