【Nintendo Switch】処理落ち・カクつきを抑える、本体動作が不安定なときの対処方法


 

Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)でゲームを遊んでいると、ときどき処理落ちや本体動作が不安定になることがあります。本体の熱も気になります。

処理落ちやカクつき、動作が不安定になるのを抑え、快適に遊ぶ方法を調べてみました。

ニンテンドースイッチ 処理落ちが気になるときの対処方法は?

本体の動作が不安定になる → 高温になりすぎ?

Nintendo Switchを遊んでいると、特に携帯モードで長時間遊んでいると、本体が熱くなっていることがあります。

それでも構わずに遊び続けると「本体が高温になりすぎたためスリープします。」というメッセージが表示されることがあります。

「本体が高温になりすぎたためスリープします」は仕様

スイッチ本体には、本体内部が高温になりすぎると、安全のためそれ以上熱くなり過ぎないよう、自動的にスリープする機能が備わっています。

本体の動作環境にあった場所で遊ぶようにしましょう。

ちなみにNintendo Switchの動作環境は「温度:5~35℃/湿度:20~80%」

この範囲内です。周囲の温度が高いと、スイッチ本体の温度もやはり高くなる傾向にあります。動作環境の温度・湿度から著しく逸脱した場所で遊ぶのは控えましょう。

吸気口や排気口が塞がれていないか確認

スイッチ本体は充電中やスリープ状態の時を含む本体動作時は、本体が熱くなることがあります。これは仕様で故障ではありません。しかし何もしてないのにやけに熱くなっているときは、吸気口や排気口が汚れている、あるいは塞がれていることがあるかもしれません。

吸気口や排気口を掃除する、周囲に10cm以上のすき間を空けて風通しを良くするなどして対処します。

ちなみに本体上部にある穴が排気口、本体背面下部にある2つの穴が吸気口です。

ダウンロードソフトの保存場所

Nintendo Switchは本体保存メモリー以外に、microSDカードで空き容量を増やし、ダウンロードソフト本編などを保存することができます。

スイッチの本体保存メモリーは多くありませんから、ダウンロードソフトはほぼmicroSDカードに保存することになるかと思います。このとき、使用しているmicroSDカードの速度が遅いと、処理落ちの原因になることがあります。

Nintendo Switch に使用できるmicroSDカードの種類は、

  • microSDメモリーカード
  • microSDHCメモリーカード
  • microSDXCメモリーカード

の3種類(microSDXCメモリーカードを使用するには、インターネットに接続して本体更新を行う必要があります)。

このうち、実際にスイッチでの利用に適しているのは、64GB以上の容量に対応している「microSDXC」になります。

Nintendo Switchに適したmicroSDカードの選びかた

microSDカードもスペックは一律ではなく、読み書きの速度はピンキリ。

任天堂はNintendo Switchをより快適に遊べる高速なmicroSDカードの目安として、次の2点をクリアしたものを使用するよう案内しています。

  • UHS-I(Ultra High Speed Phase I)対応
  • 読み込み速度 60-95MB/秒

これを参考にmicroSDカードを選んでみよう。と思ってみても、microSDカードはマークがいろいろ付いていて複雑でわかりにくいということがあるかもしれません。

国内では任天堂ライセンス製品としてホリからmicroSDカードが販売されているほか、サムスンのmicroSDカードがマイニンテンドーストアにて取扱い。海外ではサンディスクが任天堂と提携しており、これらメーカーはいわば任天堂のお墨付き。迷ったらいずれかのメーカーのmicroSDカードを購入するのがオススメです。

「Samsung microSDXCカード EVO Plus」は、128GB以上のモデルは「UHS-1 U3/Class10」「最大読み出し速度100MB/s、最大書き込み速度90MB/s」で任天堂の要求水準をクリア。128GBのカードは価格も手頃ではじめての1枚に最適です。

ダウンロードするソフトの容量が大きい or たくさんダウンロードするというのであればサイズの大きいモデルも。

本体メモリに保存する(空き容量に余裕があれば)

ニンテンドースイッチのソフト(ダウンロード版)は本体の保存領域もしくはmicroSDカードに保存することになります。本体メモリの方がmicroSDカードよりも高速であるため、本体の空き容量に余裕があればmicroSDカードから本体メモリにデータを移動すると、改善する場合があります。

本体やソフトを再起動する

スイッチ本体やソフトを再起動することで動作が改善する場合があります。

プレイモードを切り替えてみる

「TVモード」「テーブルモード」「携帯モード」の3通りの遊び方ができるスイッチですが、「テーブルモード」や「携帯モード」で遊ぶときは、ピークからやや落とした性能で動作します。

スイッチ本体液晶は6.2インチで解像度が720pのため、大画面表示を想定した画作りが必ずしも必要でないことや、発熱やバッテリー消費電力を抑えるためと考えられます。

一方でテレビに画面を映す従来の据置型ゲーム機通りの「TVモード」。スイッチの持つ本来の性能を使えるモードですが、リッチな画面で遊べるかわりに、安定動作が犠牲になる場合があります。

処理落ちの再現性があるゲームで「TVモード」と「携帯モード」とを比べてみると、「携帯モード」のときのほうが気持ち安定している印象があります。

遊びづらいなと思ったらプレイモードを変更してみるのも手です。ただゲームのジャンルによっては、小さい画面で長時間遊ぶのは難しい場合もあるかと思います。どちらが良いかはゲームや自分のプレイスタイル次第で変わってくると思いますし、いくらかの妥協も必要です。

ゲームの仕様でどうしても処理落ちが発生することもありますからね。

本体のキャッシュを削除する

ソフトが思うように動かないとき、本体のキャッシュを削除することで動作が改善することがあります。キャッシュを削除するとSNS連携が解除されるなどの影響もあるため慎重に行ってください。

Wi-Fiの自動接続が影響している可能性

欧州メディア Nintendo Life の報告によると、『ゼルダの伝説 BotW』や『FAST RMX』、『いけにえと雪のセツナ』など、Nintendo Switch 用ソフトを遊んでいる時のフレームレート低下は、本体の Wi-Fi 自動接続機能が影響している可能性があります。

Switch 本体がインターネットに接続していない時、本体システムは定期的に Wi-Fi アクセスポイントを探し、自動接続を試みます。この時の処理が、ゲームのレンダリングに影響している可能性があるそうです。自動接続をオフにして処理落ちが発生していたゲームをプレイし直したところ、改善が見られたとのこと。

なお、任天堂はこの問題を認識しており、修正を含むファームウェアの配信準備を進めているということです。

Wi-Fi 自動接続は機内モードにすることで切ることができますが、機内モードはドックに置いた「TVモード」では機能しないため、根本的な解決が待たれます。

おわりに

というわけで、「【Nintendo Switch】処理落ち・カクつきを抑える、本体動作が不安定なときの対処方法」という話題でした。Nintendo Switchは、据置型ゲーム機と携帯型ゲーム機のいいとこどりなハイブリッドハード。

PS4やXbox Oneのような競合他社の据置型ゲーム機の性能と比べるとどうしても不利ですし、発売されるソフトもマルチプラットフォームであっても、スイッチ向けにいくらか最適化されたものとなっています。

必ずテレビで遊ぶ、テレビの方が相性がよいタイトルの場合、スイッチ以外でも遊べるマルチプラットフォームなのであれば他のハード(PS4/Xbox One/PC)で遊ぶことを検討してもいいかもしれません。

携帯型ゲーム機を兼ねる、すぐに遊べる手軽さがという点でスイッチは圧倒的に優れているので、複数ハードを所有している場合、どのハードで遊ぶかを決めるのはなかなか難しい問題です。

ハードメーカーを越えてクロスバイやセーブデータ共有ができるようになっていくとよいのですけれど。

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