任天堂が26日に発表した2016年4-9月期決算は、売上高が前年同期比33%減の1368億1200万円、営業損失は59億4700万円(前年同期は89億7700万円の黒字)、計上損失は308億8300万円(前年同期は164億3600万円の黒字)、純利益は234%増の382億9900万円でした。

本業のビデオゲーム機事業で苦戦し、400億円近い為替差損も発生したものの、『ポケモンGO』のヒットやマリナーズ運営会社の株式売却益により、最終損益は黒字を確保しています。

2016年4-9月のニンテンドー3DSは、『星のカービィ ロボボプラネット』が100万本を突破するヒットを記録。またスマホゲーム『ポケモンGO』効果で過去の『ポケットモンスター』シリーズも上向きいています。海外ではソフトだけでなく、ハードも牽引していて、3DSファミリーの販売台数は前年同期比19%増の271万台を達成しました(北米75万台→97万台、欧州ほか70万台→92万台)。

ただし販売増の中心は単価の安い2DSで、全体の売上減少を補うにはいたりませんでした。

ソフト販売本数は、カービィ以外でミリオンを達成した新作が無かったにもかかわらず前年並の1923万本を販売とまずまずの結果でした。

販売が絞られている Wii U はハードが53%減の56万台。昨年の『スプラトゥーン』や『スーパーマリオメーカー』のようなヒット作に乏しかったソフトは33%減の830万本でした。

amiibo』は新作や対応ソフト展開が少なかったために販売減。フィギュア型が約380万体、カード型が約170万枚でした。

ダウンロード売上も、目立った新作コンテンツが無かったために30%減の147億円にとどまりました。

今後、柱の1つにしたい「スマートデバイス・IP関連収入等」は25%増の34億800万円。まだまだ規模は大きくないものの着実に成長しています。スマホ関連では12月に『スーパーマリオラン』、その後『ファイアーエムブレム』や『どうぶつの森』の配信が予定。

任天堂 2016年Q2 決算

連結業績

  • 売上高:1368億1200万円(前年同期比▲33%)
  • 営業損失:59億4700万円(前年同期は89億7700万円の黒字)
  • 経常損失: 308億8300万円(前年同期は164億3600万円の黒字)
  • 純利益:382億9900万円(+234%)

*『ポケモンGO』など主にポケモン関連で120億円の営業外収益(持分法による投資利益)
*円高による為替差損が399億円
*シアトル・マリナーズ運営会社の持分を一部売却したことによる特別利益(投資有価証券売却益)が627億円

各製品の販売数

ハードウェア
  • 3DS: 271万台(前年同期比+19%)
    • 3DS LL: 3万台(▲81%)
    • 2DS: 85万台(+431%)
    • New3DS: 27万台(▲33%)
    • New3DS LL: 154万台(+5%)
  • Wii U: 56万台(▲53%)
ソフトウェア
  • 3DS: 1923万本(前期比+0%)
  • Wii U: 830万本(▲33%)
amiibo
  • フィギュア型: 380万体
  • カード型: 170万枚

ミリオンセラータイトル

ニンテンドー3DS
  • 134万本 – ポケットモンスター オメガルビー・アルファサファイア
  • 108万本 – 星のカービィ ロボボプラネット

製品の売上高

  • ゲーム専用機ハードウェア – 658億6900万円(前年同期比▲36%)
  • ゲーム専用機ソフトウェア – 667億300万円(▲32%)
    • ダウンロード売上高 – 147億円(▲30%)
  • スマートデバイス・IP関連収入等 – 34億800万円(+25%)
    *スマートデバイス向け課金収入やロイヤリティー収入等
  • その他(トランプ・かるた他) – 8億3000万円(+16%)

地域別売上高

  • 日本 – 395億400万円(前年同期比▲34%)
  • 米大陸 – 543億8800万円(▲38%)
  • 欧州 – 373億2900万円(▲23%)
  • その他 – 55億9000万円(▲30%)

今後の見通し:通期予想を修正

Q2の結果を受けて、任天堂は通期連結業績予想を修正。純利益こそ特別利益によりプラスですが、その他の数字は下方修正となっています。

修正後の数字は売上高4700億円(▲6%)、営業利益300億円(▲33.3%)、経常利益100億円(▲77.8%)、純利益500億円(+42.9%)。

想定為替レートは1ドル110円を100円に、1ユーロ125円を115円へと修正しています。

3月末までの、製品の販売数量予想は、3DSハードがプラス100万台の600万台。ソフトは変更無く5500万本。Wii Uハードは変更無く80万台、ソフトは100万本減の1400万本。

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で