「Mac欲しいよう欲しいよう」と言いながら、未だにDELLのPCを使い続けているわけですが、現在使用しているメインマシン Inspiron 530s の音がうるさくなってきたので電源ユニットとファンを市販されているパーツと交換してみました。
こう何年も使っていると、ファンには埃が詰まっていたり、パーツも調子悪くなってきたりしていて。パフォーマンスもずいぶん落ちてきたような気がして。ときどき小さくカタカタ、キュルキュルとこすれるような異音が鳴ってみたり。それじゃあ収まらずに、起動時以外でもいきなりアクセルをふかすような爆音を急にとどろかせてみたり。
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これが熱暴走ってやつ?
「電源が急に落ちる→再起動」のループが始まり、こりゃあ結構やばいぞと。再起動の途中で落ちてしまうこともあって。ケースを触ってみると、なんだか放熱が上手くいってなかったらしくて、やたら熱い。これが熱暴走ってやつかな?
内蔵ハードディスクの温度を調べてみたら、起動後すぐに50℃を突破し、あっという間に60℃にまで到達。危機的な数字を叩き出してくれました(温度の測定には「CrystalDiskInfo」というソフトを使いました)。
このままだと壊れてしまうなと思い、蓋を開けてまずは埃を除去してみることに。「熱暴走」でググると、HDD関連のエントリが多くヒット。なので最初はHDDの寿命もあるのかなと思ったんだけど、ケース内の掃除をしたことで熱関連はまあまあ大丈夫になりました。どんだけ汚れてたんだっていうね。
しかし、どうもまだ異音が収まらない。轟音。なので、次にその音の出所を探ってみると、電源ユニットからどうも怪しい音が出ていました。ファンの回転もやけにゆったりしていて、超スロー。
まさかの電源ユニット交換可能
こうなってしまうと掃除だけでは手に負えず。修理行きかな、でも保証期間過ぎてるし、修理費高いって話も聞くしなあ、なんてぶつくさしながらも、とりあえずまたググってみると、Inspion 530s の電源ユニットはどうやら交換できることが判明。それなら自己責任で交換してみるかと、交換にチャレンジしてみました。
ファンも交換するとモノによって静音化に繋がるということで、じゃあファンも新しいのに取り替えてみようかと、こちらもついでに交換することにした。
もしもの時のために、外付けHDDにデータをバックアップして、いざ。
やってみると、プラモ感覚で意外と楽しい
今回交換に使用するのは、スカイデジタルの電源ユニット「Skydigital PowerStation2 T350EF 80PLUS」とENERMAXのファン「CLUSTER UCCL8」。この電源ユニットはエネルギー節約、高効率パワー(説明文鵜呑み)。省エネ、節電な時代の流れにも沿っていて、いいんじゃないですかね。
PCのパーツ交換なんて各種ボードを差し込んでみたり、HDDの増設くらいしかやったことのない程度ですが、やってみると意外と簡単で、プラモデルを組み立てているみたいな感覚。楽しい。まあプラモといっても「BB戦士」程度の経験ですけどね。あれはプラスチックだけどPCは精密機器、さらにこの Inspiron 530s はスリムな筐体でスペースにあまり余裕がなくギッチギチ。適当にやるとほんとに壊してしまいそうなので、慎重に進めました。
まずはファンの方から付け替え。デフォルトではめ込まれていたのを外し、なんなく新しいファンを装着完了。すんなり。そしてメインの電源ユニット交換作業へ。マザーボードのコンデンサにこすりそうになりながら、当たらないように慎重に外す。これも時間かかったけど無事に完了。まだ外すだけですからね。
新しい電源ユニットはデフォルトの電源とほぼ同じ大きさなようで、コンデンサに気をつけながらまた元の場所にはめ込みます。ユニットのサイズは問題無いんだけど、ケーブルの束が太くてちょっと苦しい。
上手くはめこんだ後は、各コネクタの形状を確認しながら、それぞれのケーブルを所定の箇所に差し込んでおしまい。使用しないケーブルが出てきて、これをどう収めるか苦労したけど、まあなんとかなりました。
できたーっ。やってみるもんですね。
点いたぞ!電源交換成功。
蓋を戻し、ドキドキしながら電源をオンに。慣れてないので、ちゃんと点いてくれるのか、接続間違えていないか不安でいっぱい。そして、ついたーっ。音も静かになって無事に復活。相変わらず電源入れた瞬間はものすごく回ってますけども。
電源ユニットは、デフォルトの定格出力250Wから350Wに増えたので、もしこれからパーツの追加するときがきても多少は余裕ができたかな。ハードディスクの温度も40度台前半で安定するようになりました。経過を見ながらもうしばらくこの Inspiron 530s に頑張ってもらうとしよう。