リュック・ベッソン製作・脚本によるアクション映画。
ハリウッドに進出したものの、彼を活かす作品に恵まれていなかったジェット・リーですが、この映画は好きで何度も見ています。ひたすら格好いい。
監督は、この作品がデビュー作となるクリス・ナオン。アクション監督には『ロミオ・マスト・ダイ』や『ザ・ワン』でもジェット・リー主演作品に携わっているコーリー・ユエン。共演はブリジット・フォンダ、チェッキー・カリョ、リック・ヤング他。
パリ、ドゴール空港に一人の中国人男性リュウ(ジェット・リー)が到着する。彼は巨大麻薬ルートを暴くため中国から来た捜査官だが、捜査の指揮をとるフランス警察のリチャード警部(チェッキー・カリョ)の罠にはめられ殺人の罪を着せられてしまう。執拗に追跡してくるリチャードの部下から逃げるリュウはやがて一人の娼婦ジェシカ(ブリジットフォンダ)に出会う、彼女もまた、同じ捜査官にだまされ、娘を奪われていたのだ。孤立無援の2人は、名誉と愛とそして自分自身を取り戻すため、壮絶な闘いに挑む!「ニキータ」より強く、「レオン」より切ない、リュック・ベッソンの世界が今ここに結実!
ジェット・リーは英語力の問題もあるのか、定番の真面目なエリート警官役。そして、悪玉のリチャード警部を演じるチェッキー・カリョは、こういうキレた警官をやらせると嵌りますね。『ドーベルマン』でも、警察部隊のボスとして良い味出してました。アクション映画なので、ストーリーは添え物程度なのだけど、それなりにしっかりしているのではないかなと思う。
ワイヤーアクション無しで構成される、ジェット・リーの切れあるアクションは素晴らしいです。見惚れてしまう。序盤のホテル内での戦闘からラストの舞台まで、全部良い。殺陣は相手との呼吸も必要なので、ハリウッド作品ではなかなかスピード感のあるものは見られませんが、アクションの出来るシリル・ラファエリとのバトルシーンは迫力ありました。雑魚敵との小道具を使ったアクションもしっかり。
ヒップホップ主体の音楽も良いんですよね。ジェット・リー主演作品は、黒人と組むものが多いせいかBGMにブラックミュージックが使われているのが多くて、まあこの作品は黒人と組む事は無いんですが、彼のアクション、作品によく合っている感じがします。
徐々に心を許していく、共演のブリジット・フォンダ(娼婦役なのでやたらと化粧が濃いが、セクシー)とのやりとりもなかなか素敵です。ジェット・リーの動のアクションと、静の間の演技を楽しめる作品かと思う。どうしても英語が得意ではないので、こういう目の演技というか、表情で魅せるものになってしまうんだろうか。
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“[映画] キス・オブ・ザ・ドラゴン” への1件のコメント
[映画/アクション] キス・オブ・ザ・ドラゴン:
リュック・ベッソン製作・脚本によるアクション映画。
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