リュック・ベッソンが立ち上げたヨーロッパ・コープの第一弾となった「ヤマカシ -YAMAKASI-」の続編。
VFX抜きで進行する驚異的な身体能力は今作でも勿論健在で、今回はそれに格闘アクションが+。相変わらずの無茶な漫画的ストーリー展開なんだけど、そんなことお構いなしで繰り広げられる生身のアクションと、それを引き立てる音楽も好き。
ただ、彼らが披露する生身のアクションは文句なしに素晴らしいのだけど、そこを楽しめる人じゃないと、最後まで見続けるのは難しいのではないかと思う。ストーリーの唐突さと、なんだか強引に取って付けたような各人の個性は上手く生かし切れないまま物語が終了してしまいます。最後の大勢で繰り広げられる対決シーンも???
見返してみると、格闘部分ではなくオープニングの追いかけっこが一番楽しかったような気がする。彼らは建物をピョンピョンと悠々跳び越えていくのが似合っていますね。そんなリアル版『ミラーズエッジ』な「YAMAKASI」続編はあるのかわかりませんが、制作するなら1作目のような純粋に彼らのパフォーマンスを楽しめるモノにして欲しいなと思います。
|