任天堂からもその他のメーカーからも、次々と面白いソフトが発売されている Nintendo Switch (ニンテンドースイッチ)。テレビの前だけでなく、ドックから取り出せば携帯型ゲーム機のようにも遊べてしまうため、プレイ時間が長くなりがちです。
一台のハードで据置・携帯両用のハイブリッド。「いつでも、どこでも」同じゲームを遊ぶことができるのは子供にとっては嬉しいばかりなのですが、ゲームで遊ぶ時間がずるずると伸びてしまうのは親側から見れば気になるところでしょう。
Nintendo Switch (ニンテンドースイッチ) ではペアレンタルコントロール(みまもり設定、保護者による使用制限)を、スマートフォンアプリ『Nintendo みまもり Switch』(無料)から行えるようになりました。
Nintendo Switchと連動して、アプリをインストールしたスマートデバイスからゲームプレイ状況を確認したり、遊ぶ時間や他の人とのコミュニケーションなどを管理・設定するペアレンタルコントロール機能を利用することができます。
このページでは『Nintendo みまもり Switch』でできることや設定方法、使いかたについて紹介しています。
本来の目的通り子供用に使うのはもちろんのこと、つい長時間遊んでしまいがちな大人ゲーマーの自己管理にも使うことができるアプリとなっています。
Contents
『Nintendo みまもり Switch』でできること
『Nintendo みまもり Switch』アプリでは、大きく次の機能を使用することができます。
- 遊んだソフトやプレイ時間を確認する
- 1日のプレイ時間を決める
- 使用できる機能を制限する
- みまもり設定の「暗証番号」を確認する
※アプリの利用にはインターネットに接続された「Nintendo Switch」本体と、保護者(18歳以上)のニンテンドーアカウントが必要です。
Switch本体でできるみまもり設定
スマートフォンを使わずに、みまもり設定を行うことも可能です。
Nintendo Switchのホームメニューから「設定」>「みまもり設定」>「みまもり設定(保護者による使用制限)」>「X スマートフォンを持っていない」を選択。
ただしスイッチ本体側で設定できるのは「制限レベル」という項目のみ。
年齢制限のあるソフト・ゲームニュースやSNS投稿、コミュニケーションなどを設定することはできますが、「1日に遊べる時間の設定」や「おやすみアラームの設定」「あそんだゲームソフトや遊んだ時間の確認」をすることはできません。
Nintendo みまもり Switch アプリと連携
Nintendo Switch本体と「Nintendo みまもり Switch」を連携させましょう。まずは手持ちのスマートフォン(iPhone / Android)にアプリをダウンロードしましょう。
[appbox appstore id1190074407]
[appbox googleplay com.nintendo.znma]
その後、Nintendo Switchのホームメニューから「設定」>「みまもり設定」>「ダウンロードした方は、次へ」を選択。
スマートフォン側で操作します。ダウンロードしたアプリを起動し、ニンテンドーアカウントでログインします(持っていない方はアカウントを新規作成してください)。
6桁の登録コードが表示されるので、Nintendo Switchへ戻り「登録コードを入力する」を選択し、登録コードを入力します。
このニンテンドーアカウントでみまもります。『Nintendo みまもり Switch』と連携しますか?「連携する」を選択。
『Nintendo みまもり Switch』と連携しました。スマートフォンで設定をつづけてください。と表示されたら連携は完了です。
次からはアプリで設定を行います。
1日のプレイ時間を設定する
「ゲームは1日1時間」とは高橋名人の言葉ですが、『Nintendo みまもり Switch』アプリを使って1日に遊べる時間を設定することが可能です。
ここでは1日に遊ぶ時間を「制限しない」から15分刻みで最大6時間まで設定が可能(0時になるとリセットされます)。
設定した時間を超えるとスイッチのゲーム画面の左上にメッセージが表示され、アラームが鳴ります。
おやすみアラーム
「1日にあそぶ時間」のほかに「おやすみアラーム」という設定項目があり、夜遅くまで遊んでいるときにお知らせ表示を出すことができます。
ここでは16時から15分刻みで23時45分まで設定することができ、ゲームをやめてほしい時間を設定することができます(設定すると、翌朝6時までがゲームをしてはいけない時間となります)。
曜日ごとに
これらの設定は、曜日ごとに細かく設定することができます。
週末は少し長く遊んでいいようにしたり、日曜日は月曜に備えて早く切り上げるようにうながしたりといった設定を行えます。
最終手段:ソフトを中断する
強制的にソフトを中断する「ソフトを中断する」という項目も。ここをオンにすると設定した時間を超えたときに遊んでいるソフトが強制的に中断され、その日はプレイできなくなります。なるべく使わずに済ませたい機能です。
制限レベル
「制限レベル」では年齢制限のあるソフト・ゲームニュースやSNS投稿、他プレイヤーとのコミュニケーションを子供の年齢にあわせて設定することがあります。
制限するときは、おすすめの制限設定になる「中学・高校生」「小学生」「幼児」と、制限を自由に決められる「カスタム設定」があります。
例えば制限レベルを「小学生」に設定すると、原則として13歳以上向けのソフト(CERO C 以上)に制限がかかります。
制限のかかるゲームは、遊んだり「ゲームニュース」内のニュース記事を見ることができなくなります。また画面写真/動画のSNS投稿や、ゲームソフト内での他プレイヤーとの自由なコミュニケーションもできなくなります。
特定のソフトを制限レベルの対象外にすることも可能。安心して遊ばせることができると判断したソフトを、制限なくプレイさせられます。
みまもり設定は、1台の本体単位で設定
Nintendo Switchは、友達や家族と一緒に遊んだり、ユーザーを選ばずに遊んだりできる家庭用ゲーム機として設計されています。そのため、「みまもり設定」はユーザー単位ではなく、1台のNintendo Switch本体単位で設定するようになっています。
1台の本体を兄弟で遊ぶなど複数の子どもが使うときは、最も年齢の低い子に合わせて設定しておくのが安心です。
またこの仕様上、保護者がゲームを遊ぶときでも「みまもり設定」が有効になります。保護者がゲームを遊ぶとき、遊ぶ時間のタイマーを一時的に使用したくない場合は「みまもり設定」を一時的にオフにするなどして使用してください。
遊んだソフト・時間を確認
「あそんだ時間」では、子どもが遊んだゲームソフトや遊んだ時間を確認することができます。「月のまとめ」として1か月分をまとめて表示することも可能です。ユーザーごとに遊んだ時間を見ることもできます。
おわりに
というわけで、「Nintendo Switch におけるペアレンタルコントロール機能の概要や設定」という話題でした。
『Nintendo みまもり Switch』は基本的に、子供のいる家庭向けに用意されたアプリですが、Wii U 内蔵ソフト『毎日のきろく』のように、プレイ履歴の確認に使うこともできるアプリとなっています。