KDDI、有害サイトやアプリから子どもを守る「あんしんフィルター for au」の機能を拡充。iPhone も本格対応


 

KDDI は、1月25日より青少年向けフィルタリングサービス「あんしんフィルター for au」の機能を拡充。有害なサイト・アプリの制限や利用時間の制限に加えて、利用状況を確認したり、居場所を確認したりなどができるようになります。また iPhone など iOS デバイスにも本格的に対応します。

「あんしんフィルター for au」が大幅機能拡充、古い iPhone もこども用スマホに

「あんしんフィルター for au」は、現在 KDDI から提供されている月額無料のフィルタリングサービス。有害なサイトやアプリの利用を制限したり、利用時間を制限することができます。

今回の機能拡充により、1月25日以降は現在の機能に加えて「利用時間制限 (iOS に追加)」「利用状況照会 」「エリア検索」「遠隔ブロック解除設定の機能」が追加され、iOS 端末を含むすべての au スマートフォンで無料で利用できるようになります。

iPhone では現状 Web とアプリのフィルタリングのみが提供されていますが、25日以降はWeb・アプリの「利用時間制限」「利用状況照会」「エリア検索」「遠隔ブロック解除設定の機能」も利用できるように。

※利用状況照会は2018年4月下旬より提供予定。

対応機種は Android 2.2 以上、iOS 8.0 以上。数世代前の機種でも利用できるので、子ども用にスマホを渡す際、「あんしんフィルター for au」を導入しておくということもできます。

KDDI の調査によると、中学生のスマートフォン浸透率(au契約者における年代別のスマートフォンを契約または利用している割合)は2017年10月末時点で約73%。高校生になるとすでに95%に達しています。

中高生にもスマホの普及が進む一方で、フィルタリングサービスへの加入は限定的。青少年インターネット環境整備法により、18歳未満の青少年が利用する場合はフィルタリングサービスに加入することが原則必要とされていながら、コミュニティサイトなどに起因した被害児童のうち、フィルタリングサービスを利用していた児童は1割未満にとどまっていたことが、警視庁の調べでわかっています。

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