任天堂がヨーロッパのEUIPOに、『1080° TenEighty (テン・エイティ)』の商標登録出願 (あるいは更新)を行っていたことがわかりました。カテゴリーはコンピューター、ソフトウェアプロダクト、電子機器、サイエンス製品など。2017年12月18日に提出されています。
Nintendo has filed a trademark registration for 1080° Ten Eighty.
1080° Snowboarding was first released on N64 in 1998, hitting the Wii’s Virtual Console 10 years later (in 2008). The sequel “1080° Avalanche” was released on GameCube in 2003. pic.twitter.com/VJ8wcesbv8
— Pixelpar (@pixelpar) 2018年1月9日
『1080° (テン・エイティ)』といえば、任天堂がニンテンドウ64(N64)やゲームキューブで展開したスノーボードを題材とするスポーツゲーム。任天堂には珍しいリアルなキャラクターや実在するメーカーの製品が登場することが特徴でした。『ウェーブレース』と世界観を共有する姉妹作のようなシリーズです。
1998年にN64で第1作目『テン・エイティ スノーボーディング』が発売。トリックを決める爽快感や、深く積もった新雪や固くガリガリとしたアイスバーンなど、雪の状況によって異なるリアルな接地感や振動を手に感じることができ好評を博しました。
その続編『テン・エイティ シルバーストーム』(1080° Avalanche)はゲームキューブ用ソフトとして2004年に発売。海外タイトルにもなっているアバランチ(雪崩)が襲ってくるスリリングな演出も加わっています。
その後は『ウェーブレース』と同じく長い沈黙が続いています。Wii でも Wii U でも新作が発売されることはありませんでした。
権利保護のため、休眠タイトルの商標の更新はたびたび行われており、今回もその一環かもしれません。あるいは任天堂は、何かしら『テン・エイティ』の再活用を計画しているのでしょうか。
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