任天堂が2016年3月に配信を開始した、初のスマホ向けアプリ『Miitomo (ミートモ)』。『ポケモンGO』の爆発的ヒットや第2弾アプリ『スーパーマリオラン』の発表もあってすっかり霞んでしまった印象がありますが、4月以降もユニークユーザー数は着実に伸びていて、10月27日の決算説明会時点でまもなく1500万人に到達するところまで来ているのだそう。
課金要素が薄いこともあって、収益面でのインパクトもそれほど大きくないということですが、概ね任天堂の想定通りに推移。
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Miitomo 大幅なアップデート
『Miitomo』は、よりフレンド間のコミュニケーションを楽しめるアプリとなる、大幅なアップデートが近日中に予定されています。
アップデートを適用することで、Miiの表情や声によって、表現力豊かにメッセージを1対1で伝えられるユニークな「伝言機能」が追加されるほか、さまざまな機能の追加も予定されています。
フレンドを『Super Mario Run へ引き継ぎ
『Miitomo』で築いたフレンド関係は12月に配信開始予定の『Super Mario Run (スーパーマリオラン)』へ引き継けるよう準備中。『スーパーマリオラン』にはスコアを競うモードがあるので、フレンドがいればもっと楽しめます。
My Nintendo の機能強化もそろそろ?
マリオの生みの親で『スーパーマリオラン』にも関わっている宮本茂氏は以前、『スーパーマリオラン』と『Miitomo』、あるいは任天堂のゲーム機との連携について、直接繋がるのではなく、「My Nintendo(マイニンテンドー)」を介した連携を考えていると延べていました。
今はまだそれほど機能の多くない「My Nintendo」ですが、ポイントプログラムとしての機能に加えて、「Nintendo Account(ニンテンドーアカウント)」と合わせて、プラットフォームを越えて任天堂が提供するサービスをつなぐ役目を担っているのは任天堂が以前から発表している通り。
『スーパーマリオラン』配信のタイミングで、以前から話が出ていた「フレンド関係」やクラウドサービスを活用した「データ連携」の実装が、いよいよ始まりだすのかもしれません。
今期はスマホ参入があったり新ハード「Nintendo Switch」があったり、またハードやサービスを問わず任天堂プラットフォームをつなぐ「My Nintendo」の立ち上げがあったりと、任天堂にとっては近年なかった変革の年となりそうです。