「別格!旬カレー:いつものルウだけで。うまさ一年中。」は、「家カレー」「炒カレー」「香カレー」と続いてきた東京カリ~番長・水野仁輔さんによるカレーレシピ本第4弾。今回のテーマは“旬”ということで、「素材の持ち味」を活かしたカレーがどどんと紹介されています。具材が美味しければカレーは美味しくなるし、旬の素材ならなおさら。
これまでのシリーズと同じように、使うカレーのルウは市販のもの。特別な材料は出てこないので、難しい手順はなし(隠し味的なものは少し出てきますけれど)。
旬の食材の特徴に合わせて入れるタイミングを変えてやることで、カレーの美味しさに旬食材の旨味が重なり、奥行きのあるカレーを楽しめます。
内容紹介
Part 1 これぞ旬カレー!
- <夏>彩り鮮やか!夏のポークカレー
- <秋>香り贅沢!秋のきのこづくしカレー
- <冬>とろけるうまさ!冬の牛すじ煮込みカレー
- <春>あっさり、さわやか!春のグリーン野菜カレー
Part 2 夏の旬カレー
- ビーフガンボカレー
- トマトが決め手の南国シーフードカレー
- チキンとモロヘイヤのピリ辛スープカレー
- スパムとゴーヤのスピードカレー
…ほか
Part 3 秋の旬カレー
- ブラウンソースビーフカレー
- エスニック鶏だんごカレー
- 海の幸山の幸カレー
- オニオングラタン焼きカレー
…ほか
Part 4 冬の旬カレー
- ぶりと白菜のカレー鍋
- サグポークカレー
- 豚・いか・ねぎカレー
- とろっとろ牛カレーうどん
…ほか
Part 5 春の旬カレー
- 菜の花とにんじんのスープカレー
- 新食感!たけのこキーマカレー
- ほっくり新じゃがカレー
- 春キャベツのさくさく家カレー
…ほか
Part 6 カレー味の旬おかず
- オクラのカレーフライ
- パプリカとチキンのカレー炒め
- れんこんのカレー焼き
- 里芋のサブジ
- ブロッコリーのカレーフライ
- ほうれんそうとチキンのカレー炒め
- オニオンカレーフライ
- にんじんのカレーピクルス
…ほか
旬の旨味をさらに引き出す、ルウ使いのテクニック
旬の素材のもちあじを最大限いかしたい旬カレーでは、カレールウの入れ方も一工夫。使い分けることで、更に美味しくなります。
1. 菜箸でつまんで溶かす
ルウを溶くときは、菜箸につまんで鍋中に入れ、左右に揺らすようにして溶かすのが水野さんのおすすめ。こうするとルウが綺麗に溶けていくらしい。ガチャガチャと混ぜないので肉や野菜の形が崩れにくいし、溶けずに残ったルウを噛んでしまう心配もありません。全部溶けたら全体を大きく混ぜ合わせればOK。
2. 先に溶いておく(炒カレー)
ルウを先にお湯で溶いておくのは、シリーズ第2弾「炒カレー」で出てきた作り方。素材にあまり火を通したくない場合など、サッと炒めて仕上げたいときにはこのやりかたがオススメ。
3. 砕いてから投入する
鍋の水分量が少ないときには、通常サイズのままのルウでは溶けにくい。そういうときは、包丁でスライスするようにしてあらかじめザクザクと細かく切っておくと、いつもよりも早くルウが溶けていきます。