メルカリの子会社メルペイが、Origami Pay を運営する Origami を子会社化することを発表しました。
メルペイが Origami 全株式を取得することで、Origami はメルカリグループに加わります。株式譲渡は2020年2月25日を予定。
Origami は2012年に設立。2016年よりスマホ決済サービス「Origami Pay」を提供しています。現在覇権争いが続く国内のスマホ決済競争に火をつけたような存在でしたが、最終的にメルペイに買収されることとなりました。
今後、Origami の提供している「Origami Pay」サービス・ブランドは、顧客や加盟店に対して一定の周知期間を経た後で「メルペイ」に統合されることに。
メルカリ・メルペイ・Origami と、メルカリ・メルペイと1月23日付で業務提携を締結した信金中金という4社の共同で、地域の中小事業者への「メルペイ」導入を推進しキャッシュレス社会の実現を目指していくとしています。
Origami の売上高は、2016年12月期に5,300万円だったのが、2017年12月期には1億7800万円と3倍以上の規模に。PayPay など他社が多く参入し始めたその1年後の2018年12月期は勢いが鈍り+25%の2億2,200万円でした。
損益は2016年12月期に6億8,900万円の赤字、2017年12月期は13億1,000万円の赤字、さらに2018年12月期は25億4,900万円の赤字と年々損失が拡大していました。
各社ポイント還元の体力勝負になってきて、資本の小さな Origami にとってはかなり厳しい状況だったようですね。あまり使っている人に出会ったことがなかったし。って、しかしメルカリもメルペイ費用が負担となって赤字だったような。
PayPayとLINE Payのこともあるし、2020年はコード決済関連の淘汰・再編が進む年となるのだろうか。