J:COMを展開するケーブルテレビ国内最大手のジュピターテレコム(JCOM)が、動画配信サービス大手の米 Netflix (ネットフリックス) と提携すると報じられています。
ジュピターテレコム(JCOM)がネットフリックスと提携するのは今のままでは競合相手として戦えなくなるほど同社が強大化しているからだ。ネットフリックスはネット動画配信が米国ほど盛んではない日本で市場を開拓するには強固な顧客基盤を持つJCOMと手を組むのが得策と判断した。思惑の一致した両社でテレビとネットの垣根を払い顧客の囲い込みに乗り出す。
日経の報道によると、JCOMはネット動画配信に対応した新型の受信機(STB)を19年秋にも発売予定で、その受信機があれば Netflix のコンテンツを楽しめるようになります。
JCOM側は競争激化で伸び悩むCATV市場の拡大につなげたい考え。一方の Netflix は、JCOM のもつ538万世帯の顧客基盤を活かし、配信先や視聴者層を広げたい狙いがあります。
サービス内容詳細は今後発表されるそうですが、両者の加入でお得になるセット割引が検討されているそうです。
他の動画配信サービスとの提携も検討
JCOMはまた、スポーツ配信のDAZNや、Hulu (フールー) など他の動画配信サービスとの提携も検討しているとのこと。
DAZNは、ドコモやソフトバンク契約者向けに割引プランを提供(ソフトバンクは適用条件あり)。大手通信会社の中で au は蚊帳の外でしたが、KDDI グループ会社である JCOM を経由することで、割安価格での視聴が可能となるかもしれません。