昨年コナミを退社し、動向に注目が集まっていたIGAこと五十嵐孝司氏の新作、『Bloodstained: Ritual of the Night』のKickstarterキャンペーンが開始。初期目標50万ドルに対して、さっそく120万ドルを越える金額が1万6千人以上のバッカーから集まり、125万ドルまでのストレッチゴールを達成する盛況ぶりを見せています。
『Bloodstained』は、RPGや探索要素を伴うゴシックホラータイプの横スクロールアクションアドベンチャーゲーム。五十嵐氏が『悪魔城ドラキュラ』で培った“Igavania”スタイルが、本作にも引き継がれています。リードデザイナーは五十嵐氏、楽曲は『ドラキュラ』シリーズの山根ミチル氏、開発はインティ・クリエイツが担当。
対応プラットフォームはXbox One、PlayStation 4、PC。
五十嵐氏はKickstarterトレーラーで、「今ここが復活の時です」と、Igavaniaの復活を宣言。「探索型の2Dアクションゲームはまだまだ進化すると思っています。それで、新しいプランを全世界のパブリッシャーにプレゼンしたわけです。ところが、それではビジネスにならないと言われました」と悔しさをにじませるコメント。続けて「このビジョンを実現するには君たちの協力が必要なんだ」と呼びかけます。今回のKickstarterは、さらなる制作予算の調達のほかに、市場のニーズがあることを証明する事も兼ねていたわけです。
初期目標の2倍以上をあっさり調達し、需要の高さを示してみせた『Bloodstained』。これからどこまで伸びていくのか、そしてこの手のジャンルのどんな進化を見せてくれるのか、さらなるゲームディティールも気になるところです。