任天堂が昨年末に発売を開始したNFCフィギュア『amiibo』。コレクションするだけでなく、複数ゲームと連動する「Toys to Life」カテゴリの新製品ですが、年明け以降も好調な販売が続いており、2015年3月末時点における世界出荷数は約1050万体に上っているといます。
出荷数は任天堂の岩田社長が決算説明会で明らかにしたもので、2014年12月末の約570万体から3ヶ月で480万体を上乗せ。最大商戦期を過ぎても任天堂の新たなフィギュアカテゴリは数字を伸ばし続けています。
今回も出荷比率を示す円グラフが公開。依然としてアメリカとカナダを合算した北米地域が66%と大部分を占め、ついで欧州が20%、日本は11%、オーストラリア・ニュージーランドが3%となっています。
『amiibo』は今後、これまで発売されてきたフィギュア形状のものだけでなく、「あみぐるみヨッシー」やカード形状が登場。夏には従来型3DS/3DS LL向けのNFCリーダーライターも発売され、『amiibo』対応ハードが一気に増加。『amiibo』のさらなる普及が期待されます。
とはいえ、『amiibo』は認知度が高まってきた影響か、品薄がさらに目立つように。最近では新作発売直後であっても定番キャラクターしか残っていない光景が珍しくありません。そのため、対応ソフトに用意された連動要素を、希望するキャラクターで楽しめないケースも増えてきています。今後さらなる拡販を目指すにあたって、消費者としては生産体制の整備も同時に進めてもらいたいところ。