『amiibo』が計画通りに進捗する好調なセールスを報告した任天堂フランス。Philippe Lavoué氏がさらに別メディアのインタビューで、2014年のフランスにおけるWii Uやニンテンドー3DSの販売実績を報告しました。
フィガロ(Le Figaro)のインタビューに応じたLavoué氏は、任天堂は2014年にフランス国内で450万本のソフトを販売し、トップパブリッシャーだったことを報告。2位はEA、3位はUbisoftでした。年間トップ20のうち8タイトルを任天堂発売タイトルだったとのこと。
ソフトセールスでは、3DS『ポケットモンスター オメガルビー・アルファサファイア』は47.6万本を販売。『トモダチコレクション 新生活』は43.9万本のヒットに。『トモコレ』の好調は年明け以降も続いており、現在では45万本を突破しているとのこと。
「日本国外への輸出は難しいと見られていたこの奇妙なタイトルは、特に子供や若い女性に人気となっています」とLavoué氏。
『大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS』は27.9万本。Wii Uでは『マリオカート8』が34.6万本のヒットとなりました。
Wii Uの本体セールスは前年比で40%増加し24万台。累計は51.5万台で、目標としていた55万台には届きませんでした。ただ『スマブラWiiU』とクリスマス直前に発売された本体同梱セット(スマブラU + Wii Uベーシックセットが235ユーロ)によって販売ペースが跳ね上がり、2014年のラスト2週間強で年間の3分の1以上を販売する勢いを見せたとのこと。
Figaroによれば、フランス国内での据置ハード販売はPS4が100万台を上回ってトップ。51.5万台のWii Uは42万台のXbox Oneをわずかに上回って2位につけています。
2014年末までに20万個以上を販売した『amiibo』は、2015年に入っても1週間に2万個を販売するなど好調が持続。「現在はコレクション性の方にユーザーの関心が向いているが、2015年は『amiibo』の遊び方を提案していきたい」とLavoué氏。対応ソフトの増加や多彩な遊び方でさらにアピールしていきます。
2月には欧州にもNew ニンテンドー3DSが到着。同時発売となる『ゼルダの伝説 ムジュラの仮面 3D』はフランスでも人気で、New 3DS LL本体同梱セットは既に予約完売。また、日本ほどの爆発的な人気ではないにせよ、『モンスターハンター4G(Monster Hunter 4 Ultimate)』も同梱版を用意してNew 3DSと同時発売。『モンハン』シリーズはこれまで平均10万本ほど販売しており、フランスではさらなる売上を見込めると考えていると、最新作で販売拡大を目指します。