『マリオストライカーズ』シリーズや『Punch-Out!!』、『ルイージマンション2』を経て、現在は任天堂プラットフォーム向け専門にソフト開発を行っているカナダのデベロッパーNext Level Games。進行中の新プロジェクトも気になるところですが、以前は他社向けにもソフト開発を行っていた彼らがかつて進めていた、しかし残念ながら陽の目を見ることはなかったプロジェクト『Clockwerk』のディティールがUnseen 64にて公開されました。
『Clockwerk』は2011年後半、Wii/PlayStation 3/Xbox 360向けに開発が進められていたとされるコンバット要素のあるパズルアクションゲーム(2Dか3Dかは不明)。
世界の時間の流れを司る、“The World Clock”と呼ばれる宙に浮く時計塔で世話役として働く2人の老人オットとハーマンをめぐる物語として考案。任期を勤め上げ、退職目前だった彼らですが、邪悪なグレムリンからの攻撃を受けて機能を停止してしまった“The World Clock”を修復するために立ち上がるという流れだったようです。
NLGのデザイナーやアーティストが多くの設定やアートワークを製作。パブリッシャーへ持ち込み、本格的に開発を進めようかという矢先、パブリッシャー側が既に、非常によく似たゲームシステムを持つ別タイトルに取り組んでいたことが明らかになり、この企画はキャンセルとなってしまったとのこと。
NLGは『マリオストライカーズ』の流れを汲むバレーボールゲーム『Super Mario Spikers』もかつて開発していましたが、こちらも2007年に開発が中止となっています。