セガで『ソニック』シリーズのブランドマネージャーを務めるAaron Webber氏は、『ソニック ロストワールド』がWii Uとニンテンドー3DSの任天堂プラットフォーム独占となった事について、シリーズの売上面から見ても理にかなっていたからだと説明します。
Webber氏は過去の任天堂機向けソニックタイトル、例えば『ソニック カラーズ』や『ソニック 秘密のリング』等を例に出し、任天堂機向けにリリースしたソニックタイトルが良いパフォーマンスを見せたとコメント。古くは『ソニアド2』に始まり、最近のそうした結果から、『ソニック』本編やその関連タイトルファンの多くは任天堂プラットフォームに集まっている。現在セガはそう考えているのだと述べています。
「ドリームキャスト以降、サードパーティタイトルとなった『ソニック』タイトルのルーツを辿ってみると、我々はゲームキューブで『ソニックアドベンチャー2 バトル』を発売し、そしてそれは大変好調なセールスを見せました。我々はその理由を、当時の任天堂ユーザーとソニック(セガ)ユーザーの多くが重なっていたからだ、と考えています。
それに、実際任天堂プラットフォームで発売した『ソニック』タイトルがよく売れていることに気が付いたんです。『ソニック カラーズ』は素晴らしい売り上げでしたし、『ソニックと暗黒の騎士』や『ソニックと秘密のリング』もまた好調でした。これらは全て任天堂プラットフォーム向けのタイトルで、歴代タイトルの売り上げを見ると、我々の顧客が何処にいるのか、それは明らかでした」
五輪タイトルでのマリオとのコラボや、Wii『スマブラX』への参戦によって、より任天堂機ファンと近しい仲になっているようにも感じられるソニック。Wii U/3DS向けの『スマブラ』最新作への参戦も気になるところですが、それはWebber氏の口から答えられるものではないようです。
セガは『ソニックロストワールド』をはじめ、『マリオ&ソニック AT ソチオリンピック』とさらにもう1本、計3作のソニックタイトルについて、任天堂機向けの独占契約を結んでいます。