任天堂ソフトの開発遅延やシステムの不備等により、世界的な売上不振が続いているWii Uですが、セガは任天堂機向けに独占リリース予定の『ソニック ロストワールド』が、Wii U本体セールス促進の手助けになることを期待しています。
MCV最新号のインタビューでセガヨーロッパのJurgen Post社長は、Wii Uのスロースタートには懸念を抱いているものの、『ソニック ロストワールド』が状況を変える手助けとなることを期待していると説明しています。
「『ソニック ロストワールド』は、これまでで最高のソニックゲームと言えるかもしれません。そして、彼らを助けることのできるゲームの1つです。私ははE3で任天堂のブリーフィングを見て、彼らがとても強力なラインナップをWii U向けに揃えていることもわかりました。人々の心象を変えられる手助けになるのではと思います」
Post氏はまた、ソニックは任天堂ハードに適したキャラクターだとも説明。
「歴史的に見ても、『ソニック』のゲームは任天堂ハードでとてもよく売れていますし、合っていると思います。それに、任天堂とセガは常にポジティブな方法で共に仕事をしています。セガがハード事業を畳んだ後の最初のソニックは、任天堂ハードでデビューしました(『ソニックアドベンチャー2バトル』)。」
セガは任天堂と、ソニック3作品の独占パートナーシップを締結。まずは2タイトル『ソニック ロストワールド』と『マリオ&ソニック AT ソチオリンピック』の発売が、今年は予定されています。
現在では売上の殆どを海外販売が占めている『ソニック』ですが、スピードだけではなくアスレチックアクションとしても楽しめるという『ソニック ロストワールド』で、国内でも人気の復権を期待したいものです。
Wii U/ニンテンドー3DS『ソニック ロストワールド』は、国内では2013年10月24日にリリース予定です。