NPDグループから、2013年6月期のアメリカゲーム市場マンスリー販売レポートが発表されました。デジタルディストリビューションやオンライン、レンタル、中古売上、DLC、モバイル、ソーシャル、マイクロトランザクションを含まない、小売店販売のデータです。
アメリカゲーム市場は依然として縮小し続けています。市場総売上は、前年同期比15%ダウンの5億9,330万ドルでした。ソフトウェア市場は14%ダウンの3億1,380万ドル、ハードウェア市場は30%もの急落で1億4,200万ドルでした。
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ニンテンドー3DSは2ヶ月連続のトップ
任天堂アメリカによれば、ニンテンドー3DSは22.5万台を販売。先月僅差だったXbox 360は14万台を販売し、3DSが2ヶ月連続でトップハードに。『とびだせ どうぶつの森』効果で前月比ほぼ倍の上昇を見せました。前年同期比では40%の増加。
3DSソフトは昨年を105%上回っていて、6月までの同期間の数字を比較すると、任天堂製タイトルは昨年比85%増の360万本近くを販売しているとのこと(パッケージ/デジタル合算)。
「今月の3DSの結果から明らかなように、E3中の任天堂の言葉を引用するならば“ソフトウェアがハードウェアを牽引する”ということです。上向きにあるニンテンドー3DS本体販売の2桁台の成長は、3桁の伸びを見せたソフトウェアセールスに起因しています。3DSソフトセールスの勢いは、この数ヶ月間の安定したソフトリリースによって作られているもので、年初来の最高セールスに結びついています。
『とびだせ どうぶつの森』はまた、任天堂ソフトの中でもよく売れていて、2011年のホリデーシーズンに発売された『マリオカート7』や『スーパーマリオ 3Dランド』に次ぐ3番目の初月売上をマークしています」
NPDアナリストのLiam Callahan氏は述べています。
GBAや先代DSと比較すると、売れはじめたといってもまだまだ数字は小さい3DSですが、ようやく上向いています。
一方でWii Uに関しては、任天堂アメリカはコメントを控えています。ただ『ピクミン3』のローンチで上昇を期待しているということです。
ソフトセールストップは『The Last of US』
6月のソフトウェアセールストップは、世界各地で好セールスを記録している『The Last of Us』でした。PS3のファーストパーティタイトルとしては、2010年3月の『God of War 3』に次ぐ第2位の初月売上で、販売本数はNPDが調査を開始した1995年以来、6月発売タイトルとして第3位の記録なんだそう。
3DSの好調さを示すとおり、トップ10内に任天堂から3タイトルがチャート入りを果たしています。
2013年6月: アメリカチャート トップ10
- The Last Of Us (PS3)
- Animal Crossing: New Leaf (3DS)
- Minecraft (360)
- Call of Duty: Black Ops II (360, PS3, PC, Wii U)
- NBA 2K13 (360, PS3, WII, NWU, PSP, PC)
- Injustice: Gods Among Us (360, PS3, Wii U)
- Donkey Kong Country Returns (3DS, Wii)
- Deadpool (360, PS3)
- Battlefield 3 (360, PS3, PC)
- Luigi’s Mansion: Dark Moon (3DS)