ゲームキューブ用に発売された『ゼルダの伝説 風のタクト』では、「チンクルシーバー」というゲームボーイアドバンス連動アイテムがありましたが、Wii Uのリメイク版『風のタクトHD』では「チンクルボトル」という新たな遊びが導入されています。
GCとGBAの連動要素だった「チンクルシーバー」は、Wii Uで発売する今ならニンテンドー3DSで代用してもおかしくない流れでした。ですが、任天堂はそうはしませんでした。なぜ?プロデューサーの青沼英二氏によれば、Miiverseのソーシャル性や、世界中の至る所からユーザーが互いに助け合える方向へフォーカスしたかったからだと言います。
新しいシステム「チンクルボトル」は、プレイヤーがコメントやスクリーンショットを添付して海へ流すボトルメールのような仕組みで、放流したメッセージはMiiverseを通じて共有され、他ユーザーの『風のタクト』世界の海岸に流れ着きます。
基本は1人用のアクションアドベンチャーである『ゼルダの伝説』シリーズですが、Miiverseと連動した機能があることで、たとえ1人用であっても、同じゲームを遊んでいる他のユーザーと繋がり、共感・協力しあうことができるようになります。