7月28日より、ニンテンドー3DSカードソフトのダウンロード版が販売開始されました。第1弾タイトルの『New スーパーマリオブラザーズ 2』『ものすごく脳を鍛える5分間の鬼トレーニング』のパッケージ/ダウンロード版の売上比率が、ウォールストリートジャーナルに掲載されています。
記事によるとダウンロード版の売上は、『Newマリオ2』が約5%、『鬼トレ』については約20%を占めているとのこと。
パッケージとダウンロードの販売価格がほぼ同額で、割高な印象があるにもかかわらず、まずまず好調な滑り出し。特に鬼トレに関しては、毎日継続して遊ぶタイトルなので、カードの差し替えの手間が無くなるメリットが受け入れられた形です。
岩田社長はダウンロード版の初期売上について、
「この最初のネット販売は、時間がたつにつれ好反応を示している」
鬼トレの売上比率が高いことについては、
「パズルゲーム的な感覚で毎日できるものだからではないかとみている。ユーザーは毎日ゲーム端末と一緒にカートリッジを持ち歩きたくないのではないか」
とコメントしています。
8月12日までの『Newマリオ2』の累計販売本数は76.4万本、『鬼トレ』の販売本数は9.5万本で(メディクリ調べ)、売上比率が変わらないものとすると、ダウンロード版の推定売上は『Newマリオ2』が3.8万本、『鬼トレ』は1.9万本程度ということになります。
ニンテンドー3DS LLはリリース時から利益上乗せ
記事は3DSの売上が回復基調にある事について書かれたもので、欧州での3DS LL(3DS XL)販売週の3DSハード売上は、約9万2000台と2週間前の3万8000台から倍以上に増加したことや、3DS LLが利益を上乗せした価格で発売されている点にも触れられています。
通常版の3DSについても、第1四半期業績発表の時点で逆ざやが解消されたという報道がありました。悩みの種が一つ解消され、ソフトで攻勢をかける態勢が世界的に整ってきそうです。