任天堂は四半期決算の発表タイミングで販売データも更新しており、2024年4〜6月は新作ソフトから『ペーパーマリオRPG』と『ルイージマンション2 HD』の2タイトルがミリオンセールスを達成しています。『ペーパーマリオRPG』は176万本、『ルイージマンション2 HD』は119万本でした(セルイン、いわゆる出荷)。また3月発売の『プリンセスピーチ Showtime!』が累計130万本以上のセルスルー(店から個人への販売、いわゆる実売)を達成していることも報告されました。
そして主要タイトル販売実績のページから、別の興味深い情報が判明しています。
24年4-6月、旧作『BOTW』が続編『TOTK』よりも売れていた
2024年4〜6月、2017年3月発売の『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』(ゼルダの伝説 BOTW)の販売本数が、その続編として2023年5月に発売された『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』(ゼルダの伝説 TOTK)を上回っていることがわかりました。
2024年3月末→2024年6月末時点の両者の動きは次の通りです。
- ゼルダの伝説 BOTW : 3185万本 → 3205万本 ※20万本
- ゼルダの伝説 TOTK : 2061万本 → 2080万本 ※19万本
その差はわずか1万本程度ですが、旧作『ゼルダの伝説 BOTW』が新作『ゼルダの伝説 TOTK』を上回る推移を見せています。直接的な続編の累計セールスが前作に及ばないことに関してはそう驚きはないものの、続編の売上が短期間で旧作に逆転されるのは珍しい。しかも『BOTW』の発売は7年前です。
ちなみに前四半期(2024年1〜3月)は、『ゼルダの伝説 BOTW』が24万本、『ゼルダの伝説 TOTK』は33万本を販売しています。