【比較】『LEGO ホライゾンアドベンチャー』Nintendo Switch版の特徴や他機種板との違い


LEGO Horizon Adventures レゴ ホライゾン アドベンチャー

 

『LEGO』ゲーム新作の『LEGO Horizon Adventures』(レゴ ホライゾン アドベンチャー)。驚きのひとつは PlayStation 5 / PC だけでなく任天堂の家庭用ゲーム機 Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)にも対応することでした。

『Horizon』は、もともとソニーグループ傘下のゲリラゲームズが開発した SF オープンワールドゲーム。LEGOとのクロスオーバーとはいえ任天堂ハードでも展開されるなんて。

『LEGO Horizon Adventures』の開発はオリジナル版『Horizon』も手掛けるゲリラゲームズと、Studio Gobo、パブリッシャーはSIEが担当します。

『ホライゾン』スピンオフLEGOゲームが Nintendo Switch にも対応

SIEタイトルである『ホライゾン』シリーズのスピンオフで LEGO とのクロスオーバータイトル『LEGO Horizon Adventures』。PSやPCに加え任天堂の Nintendo Switch にも対応し、フランチャイズのファン層拡大が期待されます。

Nintendo Switch 版はおすそわけプレイに対応

『LEGO Horizon Adventures』はシングルプレイだけでなく 2 人協力プレイも楽しめるようになっています。マルチプレイはレゴゲームで多く実装されており、『LEGO ホライゾン』でも遊ぶことができます。

スイッチ版では「おすそわけプレイ」に対応。別途コントローラーを用意することをしなくても、Joy-Con 横持ち操作ですぐにマルチプレイを楽しめるよう設計されています。

スイッチ版も並行して開発、任天堂協力も

「ゲリラゲームズにとって任天堂プラットフォームのゲームを制作するのは初めてだったわけで。そりゃあ超エキサイティングですよ」とゲリラのフランチャイズ開発リードプロデューサーの Tim Symons 氏。

Nintendo Switch での開発は、任天堂からの協力的なサポートもあるようです。

実は Tim Symons 氏は以前、任天堂ヨーロッパで 10 年以上のキャリアがあり、セカンドパーティーの製品開発マネージャーを務めていた人物。ニンテンドー3DSの『メトロイド サムスリターンズ』や Nintendo Switch『いっしょにチョキッとスニッパーズ』、『レゴシティ アンダーカバー』といったタイトルに Business Development としてクレジットされています。

「スイッチ版も同時並行で開発を進めているんだ。専任のエンジニアチームがいて、彼らがスイッチ向けに最適化してくれている。ゲーム内容は完全に同じになります」

上位機種向けに開発してそれをスイッチ向けにダウングレード、規模縮小するのではなく、同じ体験ができるよう同時に開発が進められています。

スイッチ版と他機種版との違いは

スイッチ版も並行して開発が進められており、他機種と比べコンテンツが少ないだとかは無いようです。

ただ同じ体験になるとはいえ、PlayStation 5 版にはハイパフォーマンスでゲームを実行するモードが用意されるなど、上位機種で遊ぶ場合は性能を生かしたオプションが用意されているそうです。

パフォーマンス比較

スイッチ版とPS5版とのパフォーマンス比較は以下の通りとなっています。スイッチ版はTVモードで900p、携帯モードでは648p解像度での表示となります。フレームレートは30fps。

スイッチ版はライティングやディテールの面でのカットが見られるものの、非常に美しくレゴ化されたホライゾンの世界を冒険することができます。

  • PS5(クオリティ):2160p / 30fps
  • PS5(パフォーマンス):動的2160p / 60fps
  • Switch(TVモード):900p / 30fps
  • Switch(携帯モード):648p / 30fps

プレイ時間は?

メインモードで約8時間 + ストーリー終了後のコンテンツやアンロック要素で長く楽しめるようになっています。

従来の LEGO ゲームを踏襲している部分と異なる部分

ストーリーは基本的に『Horizon Zero Dawn』をなぞっているものの、ダークな雰囲気は控えめになっており、従来の LEGO ゲームや映画で見られるようなユーモアが満載。

一方で、多くの探索や戦闘に関しては、これまでの LEGO ゲームの延長ではなく『Horizon』を簡略化したバージョンのようだと説明されています。この辺りは普段 LEGO ゲームを手がけている TT Games じゃないことで新たな感触となっていそうです。

すべてのアセットが実際にレゴで制作

レゴのビジュアルを再現するために、すべてのアセットが実際にレゴマスター(レゴビルダー)の手によって制作されました。実際のレゴブロックの土台の上に開発されたレゴとして組み立てられる世界なのだとか(実際に組み立てられることはレゴ社の要求でもある)。

またレゴに忠実であるため、『レゴムービー』のように一部アニメーションがストップモーションアニメのように作られてもいるのだそう。レゴのブロックの世界を存分に見られるタイトルともなっていそうです。

スマブラへの参戦もあり得る?

任天堂プラットフォームへの進出、そして任天堂のサポートも受けるなど、任天堂とSIE両社は新たなパートナーシップ、新たな展開に入ってきました。SIE/ゲリラが『ホライゾン』フランチャイズのさらなる拡大を目指しているのであれば、ぜひとも参戦したい任天堂タイトルがありますよね。『大乱闘スマッシュブラザーズ』です。任天堂オールスターからはじまり、今では他社キャラクターの参戦も珍しくなくなった『スマブラ』ですが、将来的に「アーロイ」の参戦を見られるのだろうか?

「それはいいですね。もし任天堂と話をして、彼らが僕らを招待したいと言ったら、ぜひ教えて下さい」

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