『ソニックフロンティア』(Sonic Frontiers)は 2017 年『ソニック フォース』(Sonic Forces)以来 5 年ぶりとなる、ソニックシリーズ本編アクションの最新作です。開発はソニックチーム。2022年11月8日発売。対応プラットフォームは PlayStation 5 / PlayStation 4 / Nintendo Switch / Xbox Series X|S / Xbox One / PC(Steam)。
古代文明が眠る未知の島々「スターフォール諸島」を舞台に、オープンワールドや従来のステージクリア型アクションを取り込んだ、ソニックの新たな冒険がはじまります。
時間をかけ、新たな 3D ソニックの基盤となるよう開発された意欲作。スイッチからPS4/Xbox One世代、そして最新のPS5/Xbox Series X|S世代にまで対応していますが、パフォーマンスはいかに。
ソニックフロンティア 機種ごとのパフォーマンス比較
『ソニックフロンティア』は『ソニック ワールドアドベンチャー』で採用されたゲームエンジン「Hedgehog Engine」を最新コンソール向けに進化させた「Hedgehog Engine 2」を利用して開発。時折オブジェクトが突然顔を出すポップアップ表示など粗さも残しますが、ソニックらしい色彩や世界で、引き続き優れた光の表現力やリアルな質感を見ることができます。
各機種の解像度・フレームレートは次の通りです。
- PlayStation 5 : 4K / 30fps、1800p / 60fps
- PlayStation 4 : 最大1080p / 30fps
- PlayStation 4 Pro : 最大1080p / 30fps
- Nintendo Switch(TV) : 720p / 30fps
- Nintendo Switch(携帯): 480p / 30fps
- Xbox Series X : 4K / 30fps、1800p / 60fps
- Xbox Series S : 最大1440p / 30fps
- Xbox One X : 最大1800p / 30fps
- Xbox One S : 900p / 30fps
- PC : 最大4K / 最大60fps
最高の品質で『ソニックフロンティア』体験ができるのは、言うまでもなく PS5 と Xbox Series X、PC。4K 環境があればネイティブ 4K 画質でゲームを楽しめます。またこれら機器では TAA をかけて品質・鮮明さを維持しつつ(動的1800p) 60fps のフレームレートモードで遊ぶことも可能です。
Xbox Series S と Xbox One X の比較では興味深いことが起こりました。Xbox One X の方がターゲット解像度が高く、動的 1800p 解像度が採用。Xbox Series S の方は 1440p がターゲットとなっています。解像度面だけを見ると、Xbox One X の方が上という結果に。ただし表現力の面では Xbox Series S の方がより充実しています。
PS4 と PS4 Pro は最大1080p/30fps。PS4 Pro の方がより安定した動作となります。Xbox One S は PS4/ Xbox One 世代の表現力で、900p/30fps で動作します。
Nintendo Switch版はTVモード時 720p/30fps、携帯モード時約480p/30fps。オープンゾーンでは草木のディテールや波紋など視覚的な要素の省略も見られますが、電脳空間でのカートゥーン寄りの色遣いのフィールドなど、本作の魅力は持ちこたえており、ポータブルでも『ソニックフロンティア』体験が可能です。
PS5/Xbox Series XやハイエンドPCを所有していて、モニタの前で最高のパフォーマンスで遊びたいというのであれば当然スイッチ版は選択肢から外れますが、より手軽に遊びたいというのならスイッチ版も十分検討対象に含まれます。