アトラスとヴァニラウェアによるシミュレーションRPG『ユニコーンオーバーロード』。アトラスとヴァニラウェアのタッグということで「Nintendo Direct 2023.9.14」での発表当時から注目を集め、2024年3月8日に Nintendo Switch / PlayStation 5 / PlayStation 4 / Xbox Sereis X|S 向けに発売。
1か月経たずに世界50万本を突破する人気となっており、この手のジャンルの新作としては速い販売ペースを記録しています。
内容面でも高く評価されている『ユニコーンオーバーロード』ですが、ゲームをより深く楽しめる拡張・追加コンテンツの計画は今のところ持っていないようです。プロデューサーの山本晃康氏が海外メディアとのインタビューで語っています。
『ユニコーンオーバーロード』DLCやPC移植の計画は
海外メディアのGamerBravesが、山本氏へのインタビューを実施。質問には追加コンテンツの計画に関するものも含まれており、山本氏は現時点で計画はないと答えています。また日本でも市場が拡大しており、最近ではもう1つのプラットフォームとして売上への貢献が目立つようになっている PC に関しても、現在は移植の計画はないと明らかにしています。
セガは『ペルソナ』シリーズや『真・女神転生』シリーズ、『世界樹の迷宮』といったアトラスタイトルを PC 向けにもリリース。一方で、アトラスとヴァニラウェアとの共作である『十三機兵防衛圏』や『ドラゴンズクラウン』『オーディンスフィア』等をはじめ、その他のヴァニラウェアタイトル『朧村正』『グリムグリモア』などのタイトルは、これまでのところ PC でリリースされていません。
2014年頃から企画が立ち上がり、2016年頃から開発が本格始動したという、長い時間をかけ開発された『ユニコーンオーバーロード』。当初はPlayStation 4 / PlayStation Vita 向けに発売が計画されていたのだそう。
しかし開発を進めていく中で新たなハードが登場し、ゲーム業界を取り巻く環境も大きく変化。ヴァニラウェアは『ユニコーンオーバーロード』を世界同時リリースし、対応プラットフォームを PlayStataion 5 / Nintendo Switch / Xbox Series X|S に拡大するよう求められました。
「最終的に、どのプラットフォームで『ユニコーンオーバーロード』をリリースするのかはパブリッシャーとしてアトラスが決定しました。そして、ヴァニラウェアの協力に深く感謝しています。残念ながら現時点で私たちは、『ユニコーンオーバーロード』をPCに移植する計画はありません」
環境が変化する中でようやく完成した『ユニコーンオーバーロード』。そこからすぐに次の展開というのはなかなか難しいのかもしれません。たださまざまな要望が出てくるのもソフトの評価が高いからこそではないでしょうか。
ユーザーだけでなくアトラス自身もまたこのプロジェクトを高く評価しているのか、『ユニコーンオーバーロード』の続編への関心を探るアンケートを実施しています。