米任天堂、テスト部門を再編し100人以上に影響


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Nintendo Switch 2(仮)の前に、アメリカで再編の動き。一部の人は任天堂を離れ、その他の人たちは正規雇用化。

複数企業で大規模な人員削減等が目立つ最近のゲーム業界。任天堂も例外ではないようです。

新たな報告によると任天堂アメリカ(Nintendo of America、NoA)は、ゲームソフトやハードウェアのテストを担当する部署を再編。大幅に規模を縮小したとされています。

NoAの広報担当者は報道に対し、この変更が「一部の非正規雇用の終了」と「多数の新たな正規雇用ポジションの創出」を含むことを確認しています。

任天堂が米国でテスト部門を再編

任天堂アメリカの担当者は次のように説明しています。

「任天堂アメリカ(NoA)はゲーム開発の取り組みにおけるより大きなグローバル統合を促進するため、製品テスト機能を再編しました。これらの変更により、NoAは異なる地域間での作業やテストがより円滑に進むことが期待されます。

これらの変更には一部の契約社員の雇用の終了と、多数の新しい正規の雇用ポジションの創出が含まれます。終了するすべての業務に関しては、契約社員の代理店が NoA のサポートを受けながら解雇手当を提供し、彼らの転職期間中の支援を行います。

任天堂を離れる契約社員の仲間については、彼らが私たちのビジネスに重要な貢献をしてくれたことに心から感謝しています。彼らの懸命な努力と任天堂への貢献に心から感謝申し上げます」

具体的に影響を受ける従業員数はこの報告の中では明らかになっていませんが、Kotaku に情報を提供した4人の現・元従業員によると再編で影響を受ける契約社員は 100 人以上になるのではとのこと。一部の人は任天堂を離れ、その他はフルタイムの正規雇用になります。ただし正規雇用となる人はテスト部門からは異動となるとされます。任天堂としては大規模な動きですが、既存の正規雇用社員への影響はないようです。

スイッチ2の延期が影響?

Kotaku が受け取った情報によると、今回の動きは任天堂アメリカのテスト部門が一時的に活動を休止していることが背景にあるようです。

目下、テストするパイプラインに主要なファーストパーティ新作タイトルがなく、来る次世代機 Nintendo Switch 2(仮)に関しても、以前は 2024 年下半期の投入が考えられていましたが、その製品を試す機会がなかったといいます。今回の再編により、『ゼルダの伝説 ティアーズ・オブ・ザ・キングダム』のような大規模なタイトルのテストを、今後どのように行っていくのか不確実であるとも述べています。

任天堂は自社タイトルのテストパイプラインの状況について、Kotakuへの回答を控えています。

最近の報道だと任天堂は次世代機の投入を、ソフト開発に十分な時間を確保するため、当初予定していた 2024 年後半から 2025 年初頭へと延期したとされます。

任天堂のソフトやハードのテスト部門としては、日本のマリオクラブがその役割を担っています。

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