【PS5】世界累計5000万台を達成、この年末は過去最高ペースで売れている


PlayStation 5 PS5

 

供給制約や世界的なインフレ、新型コロナによるパンデミックがありながら、高い人気を背景にこれまでハイペースで普及してきたソニーの PlayStation 5。2020年11月の発売開始から3年を経て、12月9日時点でついに全世界の累計販売台数が 5,000 万台を突破したことがソニーインタラクティブエンタテインメント公式から発表されています(※セルスルー)。

SIE 社長 兼 CEO ジム・ライアン氏は次のように述べています。

「PS5の累計実売台数5,000万台達成は、世界中のプレイステーションコミュニティーの揺るぎないご支援と、PlayStation Studiosやパートナー各社様による素晴らしいゲーム体験に対するファンの皆様の想いと情熱の表れです。PS5をご愛用いただいているプレイヤーの皆様に、心から感謝申し上げます。また、今年は十分な供給量を確保できた初めてのホリデーシーズンとなります。PS5のご購入を検討されているすべてのお客様にPS5をお届けできることを、大変嬉しく思います」

PS5 は人気を維持しており、SIE のエリック・レンペル上級副社長によると 2023 年のブラックフライデー期間の売上は、過去最高を記録しました。また 11 月の月間実売台数としてもプレイステーションの歴代コンソールゲーム機史上、最多の記録を達成したといいます。SIE は11月、小型&軽量化&ストレージ1TBの PS5 新モデル(スリム)を発売。年末商戦期に向けた新型が販売を後押ししたと考えられます。

ソフト面では Insomniac Games が手がけた 10 月発売の新作タイトル『Marvel’s Spider-Man 2』が発売から 24 時間で 250 万本を販売し、自社タイトルとして過去最速を記録しています。

ソニーは2024年3月期(2023年4月〜2024年3月)の会計年度に、PS5 を 2,500 万台販売する計画を立てていて、達成することができれば一会計年度の数字としては過去最高になります。

GamesIndustry.biz の Christopher Dring 氏によると、7月時点で PS4 から 2 か月遅れていた PS5 の販売ペースは、今回の発表で 1 週間までその差を縮めています。また最大市場であるアメリカでは PS4 をわずかながら上回るペースでの販売傾向が続いています。

プレイステーションプラットフォーム史上、PS2 に次ぐ 2 番目に普及した PS4 は、累計で 1 億 1350 万台以上を販売しました(2013年11月15日〜2022年9月30日時点のセルスルー)。PS4はまさにPS5が今過ごしている発売3年〜4年目に売上のピークを迎えたわけですが、PS5はどこまで数字を積み上げることができるでしょうか。

PlayStation 5(CFI-2000A01)
メーカー: ソニー・インタラクティブエンタテインメント
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