Nintendo Switch の後継機種について任天堂はまだ正式に何も発表していませんが、発売から 7 年目に入っているハードの次はいつ発売されるのか、その周辺は少しざわつきはじめています。
Nintendo Switch の Joy-Con のセンサー向け SoC や過去に Wii や Wii U への部品を供給してきた任天堂のビジネスパートナーのひとつである PixArt は最新の財務報告書の中で、下半期の見通しとして AI 関連の需要の大きさとともに、この数年システムを更新していない日本企業の新型ゲーム機が2024年初頭にも発売されることに言及。この新型ゲーム機が、同社の下半期の業績に一定程度貢献するものとして期待されています。
PixArt は直接任天堂の新型ゲーム機であると言及していませんが、任天堂の現在の主力家庭用ゲーム機 Nintendo Switch は2017年3月の発売から6年が経過し7年目に入っています。来年3月には発売7周年を迎えるため、言及されている日本企業である可能性が高いと見られています。
中国企業が任天堂の新型ゲーム機をほのめかす動きは他にも。金属ケースメーカーの Hongzhun は7月初旬、任天堂は 2024 年第 1 四半期に新型ゲーム機の発売を予定していると指摘。その影響から今年の下半期には売上が増加する見通しだと明らかにしました。
発売から7年目に入り、いつ次への動きが出てもおかしくない Nintendo Switch。さすがに本体の販売ペースはピークから落ち、ゆるやかに下降していますが、『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』や『ピクミン4』といった新作ソフトのヒットや、『マリオカート8 デラックス』をはじめとする定番ソフトの底堅い人気もあって、7 年目というこの時期としては異例ともいえる好調を維持しています。