サウジアラビアの政府系ファンド「パブリック・インベストメント・ファンド」(PIF)が、任天堂株を買い増したことが明らかになりました。2月15日付で関東財務局に提出された変更報告書から確認されています。
1月時点での保有比率は 6.07%でしたが、今回の買い増しで7.08%に。保有目的についてPIFは「純投資」となっています。
任天堂は2023年2月7日の2023年3月期第3四半期決算発表において、通期の業績見通しを下方修正しました。発表を受けて翌日8日の株価は大きく下落。一時8%以上下げる場面がありました。 PIF はこの日、任天堂株 300 万株超を買い増しています。
ムハンマド皇太子などサウジアラビアの王族は日本のゲームやアニメ好きと知られ、PIF は任天堂以外にも複数娯楽関連企業の株式を取得。カプコンやコーエーテクモ、ネクソン、東映といった企業の株式も5%以上保有しています。