2022年のイギリスゲーム市場規模は前年から減少に転じた1年でした。GSD の市場データによるとゲームソフトの販売本数(パッケージ+ダウンロード合算*任天堂など一部メーカーはダウンロードデータを提供せず)は3,420万本で、2021年と比べ6%ダウン。GfK によるハード販売台数は主要プラットフォームすべてが前年からダウン。全体では29%の大幅減少となりました。Nintendo Switch は最も売れたハードの座を守りましたが、それでも売上は28%近く減少しています。
ソフト売上トップ3は『FIFA 23』『Call of Duty: Modern Warfare 2』『LEGO Star Wars: The Skywalker Saga』でした。
販売されたソフトウェアのうち約2,000万本がデジタル経由でした。2021年と比べると3.4%減少しています。パッケージ版は9%減の1,420万本でした。2022年新作は2021年新作と比べ20%増の1,390万本を販売。2021年発売の前作と比較するとたとえば『FIFA 23』は4%増、『Call of Duty: Modern Warfare 2』は67%増、『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』は36%増加しています。
GSD UK 年間トップ20(ダウンロード版+パッケージ版合算)
- FIFA 23
- Call of Duty: Modern Warfare 2
- LEGO Star Wars: The Skywalker Saga
- エルデンリング
- Grand Theft Auto V
- God of War Ragnarok
- FIFA 22
- Horizon: Forbidden West
- Red Dead Redemption 2
- Nintendo Switch Sports*
- Pokémon Legends: アルセウス*
- マリオカート8 デラックス*
- Gran Turismo 7
- ポケットモンスター バイオレット*
- WWE 2K22
- F1 22
- ポケットモンスター スカーレット*
- Minecraft: Nintendo Switch Edition
- Assassin’s Creed Valhalla
- あつまれ どうぶつの森*
- ソニックフロンティア
『NBA 2K23』(22位)、『星のカービィ ディスカバリー』(31位)、『スプラトゥーン3』(38位)、『Football Manager 2023』(45位)などがトップ20入りを逃す結果に。
ハード市場は約200万台が販売。前年と比べ29%減少しました。多くは Nintendo Switch と PS5 の販売減によるもの。後半持ち直したとはいえ、PS5は一年の大半で在庫不足の影響が大きく、2021年と比べ売上33%減。Nintendo Switch も一時再びの品薄となるなど物流混乱の影響を受け 2021 年と比べ 27.5% 減少しました。ただ最終的に最も売れたのは Nintendo Switch でした。3位 Xbox Series X|S も供給問題に悩まされましたが、売上の減少を15%減にとどめています。順位差はあるものの、3機種の年間販売台数の差は6万台弱とのこと。