コナミデジタルエンタテインメントは2022年9月15日、定番すごろくゲーム『桃太郎電鉄』を教育分野で活用する取り組みとして、ウェブブラウザ上で遊べる『桃太郎電鉄 教育版Lite ~日本っておもしろい!~(以下、桃鉄 教育版)』を制作し、2023 年(今冬)より学校教育期間へ無償で提供すると発表しました。
『桃鉄 教育版』の制作にあたっては、アドバイザーとして Global Teacher Prize 2019 Top10 に選ばれた小学校教諭・正頭英和先生が監修・協力しています。
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桃鉄が学校授業で活用へ
『桃鉄』シリーズは鉄道会社の社長となって日本全国を巡り、物件を買い集めて資産額日本一をめざすボードゲーム。そんな『桃鉄』を繰り返し遊ぶことで駅や地理を覚えたり、日本全国の観光名所や名物に詳しくなったという人も多いハズ。コナミのもとにも、地理や経済に興味を持つきっかけとなったという反響が多く届いていたのだそう。
今回、そうした声に応える形で『桃鉄 教育版』の制作が開始。さまざまな環境が想定される学校などの授業で活用できるよう、ウェブブラウザやタブレットからプレイ可能です。また、できる限り多くの教育機関が本作を導入できるよう、教育現場への導入であれば料金も無償での提供を予定しているとのこと。
桃鉄 教育版の特徴
『桃鉄 教育版』の特徴は次のとおりです。
授業にあわせて、対象地域やプレー時間の設定が可能
通常の「日本全国」はもちろんのこと、授業のカリキュラムに合わせて「北海道」から「九州・沖縄」まで 7 つの地域を選択してプレイ可能。一般的な授業時間で完了できる短い期間の設定や、対象地域を絞った学習ができます。
楽しみながら学べる、地理情報表示機能
駅に止まるとその駅や都道府県の基本情報が表示。マップ上の建物や食べ物などのアイコンに虫メガネを合わせると実際の建物や特産品、観光地、史跡などの情報を知ることができるなどゲーム版よりも詳細情報が充実しています。
教育現場での活用を想定したゲームバランスの再調整
誰かを指定して攻撃カードを使用する事ができない等、子ども同士のトラブルに発展する可能性のある要素は『桃鉄 教育版』では排除されています。また相手のプレーを妨害する「貧乏神」(ボンビー)も搭載されないなど、過度に持ち金(資金)が変動しすぎないように調整されています。ボンビーが登場しないのは第 1 作目以来だとか(第2作目『スーパー桃太郎電鉄』より登場)。
最新作 『桃太郎電鉄 ~昭和 平成 令和も 定番!~』 も好評発売中
Nintendo Switch で発売中の最新作『桃太郎電鉄 ~昭和 平成 令和も 定番!~』 は 2020 年の発売開始以来、継続してコラボレーションやアップデートが行われるなどした結果、2022 年 3 月までに累計販売本数 350 万本を超える大ヒットを記録。家族や友人等と楽しめる定番ボードゲームとして老若男女幅広い年代に楽しまれています。