NPDグループから、2022年6月の米国ゲーム市場規模に関するレポートが報告されています。外向きの経済活動が活発になるにつれ、ゲーム産業への支出は徐々に落ち着いてきており、6 月の売上高は前年同月比11%ダウンの43億3,500万ドルと下落傾向が継続しています。
NPDのアナリストMat Piscatella氏によるとサブスクリプションサービスは数少ない伸びている分野。ただ全体の減少を補う規模ではありません。
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2022年6月 米国ゲーム市場規模
- コンテンツ : 37億8,900万ドル(▲11%)
- ハードウェア : 3億7,100万ドル(▲8%)
- 周辺機器類 : 1億7,600万ドル(▲15%)
- トータル : 43億3,500万ドル(▲11%)
※モバイルの集計データはSensor Tower提供
- コンテンツ : 230億9,300万ドル(▲10%)
- ハードウェア : 23億1,000万ドル(▲9%)
- 周辺機器類 : 10億5,000万ドル(▲14%)
- トータル : 262億7,300万ドル(▲10%)
2022年も上半期が終了。前半の売上高は263億ドルで、2021年の同じ期間と比べ市場規模は10%縮小しました。
ソフトウェア
2022年6月 月間売上トップ20
- (1) Elden Ring (エルデンリング)* – バンダイナムコエンターテインメント
- (2) LEGO Star Wars: The Skywalker Saga – Warner Bros. Interactive
- (–) Mario Strikers: Battle League (マリオストライカーズ バトルリーグ)* – 任天堂
- (5) MLB: The Show 22# – 複数メーカー
- (57) Overwatch – Activision Blizzard
- (8) Mario Kart 8: Deluxe (マリオカート8 デラックス)* – 任天堂
- (3) Nintendo Switch Sports* – 任天堂
- (6) Kirby and the Forgotten Land (星のカービィ ディスカバリー)* – 任天堂
- (159) Final Fantasy VII: Remake – スクウェア・エニックス
- (11) Minecraft – 複数メーカー
- (7) Call of Duty: Vanguard – Activision Blizzard
- (–) F1 22 – Electronic Arts
- (30) Monster Hunter: Rise (モンスターハンターライズ) – カプコン
- (56) Demon Slayer: Kimetsu no Yaiba: The Hinokami Chronicles (鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚) – セガ
- (14) Super Smash Bros. Ultimate (大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL)* – 任天堂
- (–) Fire Emblem Warriors: Three Hopes (ファイアーエムブレム無双 風花雪月)* – 任天堂
- (–) Sonic Origins – セガ
- (10) Pokémon Legends: Arceus (Pokémon LEGENDS アルセウス)* – 任天堂
- (–) The Quarry* – Take Two Interactive
- (28) Marvel’s Spider-Man: Miles Morales – SIE
*デジタル販売分は含まず
月間チャートを制したのは今月もバンダイナムコ/フロム・ソフトウェアの『エルデンリング』でした。『エルデンリング』は過去12か月および2022年1-6月の売上でもトップを維持し続けています。2位には『LEGO Star Wars: The Skywalker Saga』が続いています。
新作では『マリオストライカーズ バトルリーグ』が3位、『F1 22』が12位、『ファイアーエムブレム無双 風花雪月』が16位、『ソニックオリジンズ』が17位、『The Quarry(クアリー ~悪夢のサマーキャンプ)』が19位でそれぞれデビュー。5タイトルがトップ20に食い込みました。
2022年6月はまた、旧作タイトルが急上昇をはたす興味深い月でもありました。『FF7リメイク』は159位から9位に。『Overwatch』も57位から5位へと上昇。E3 は開催されませんでしたが、イベントや続編発表により、関連タイトルが活性化しています。
また Nintendo Switch 版が発売された『鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚』は56位から14位へ、大型拡張コンテンツ『モンスターハンターライズ:サンブレイク』が発売された『モンスターハンターライズ』は30位から13位へと順位を上げています。
過去12か月間の売上トップ10
- (1) Elden Ring (エルデンリング)* – バンダイナムコエンターテインメント
- (2) Call of Duty: Vanguard – Activision Blizzard
- (3) Madden NFL 22 – Electronic Arts
- (4) Pokemon: Brilliant Diamond/Shining Pearl (ポケットモンスター ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール)* – 任天堂
- (5) LEGO Star Wars: The Skywalker Saga – Warner Bros. Interactive
- (6) Battlefield 2042 – Electronic Arts
- (7) FIFA 22 – Electronic Arts
- (8) Far Cry 6 – Ubisoft
- (9) Pokémon Legends: Arceus (Pokémon LEGENDS アルセウス)* – 任天堂
- (11) Horizon II: Forbidden West – SIE
*デジタル販売分を含まず
2022年1-6月 売上トップ20
- (1) Elden Ring (エルデンリング)* – バンダイナムコエンターテインメント
- (2) LEGO Star Wars: The Skywalker Saga – Warner Bros. Interactive
- (3) Pokémon Legends: Arceus (Pokémon LEGENDS アルセウス)* – 任天堂
- (4) Horizon II: Forbidden West – SIE
- (5) MLB: The Show 22# – 複数メーカー
- (6) Call of Duty: Vanguard – Activision Blizzard
- (7) Gran Turismo 7 – SIE
- (8) Kirby and the Forgotten Land(星のカービィ ディスカバリー)* – 任天堂
- (9) Mario Kart 8: Deluxe (マリオカート8 デラックス)* – 任天堂
- (10) Madden NFL 22 – Electronic Arts
- (13) Nintendo Switch Sports* – 任天堂
- (12) Minecraft – 複数メーカー
- (11) FIFA 22 – Electronic Arts
- (14) Marvel’s Spider-Man: Miles Morales – SIE
- (15) Monster Hunter: Rise (モンスターハンターライズ) – カプコン
- (17) Animal Crossing: New Horizons (あつまれ どうぶつの森)* – 任天堂
- (19) Super Smash Bros. Ultimate (大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL)* – 任天堂
- (18) Mario Party Superstars (マリオパーティ スーパースターズ)* – 任天堂
- (20) Call of Duty: Black Ops: Cold War – Activision Blizzard
- (16) Dying Light 2: Stay Human* – スクウェア・エニックス
*デジタル販売分を含まず #Xbox版とSwitch版のデジタル販売分を含まず
任天堂プラットフォーム トップ10
- (–) Mario Strikers: Battle League (マリオストライカーズ バトルリーグ)* – 任天堂
- (4) Mario Kart 8: Deluxe (マリオカート8 デラックス)* – 任天堂
- (1) Nintendo Switch Sports* – 任天堂
- (2) Kirby and the Forgotten Land(星のカービィ ディスカバリー)* – 任天堂
- (7) Super Smash Bros. Ultimate (大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL)* – 任天堂
- (–) Fire Emblem Warriors: Three Hopes (ファイアーエムブレム無双 風花雪月)* – 任天堂
- (5) Pokémon Legends: Arceus (Pokémon LEGENDS アルセウス)* – 任天堂
- (3) LEGO Star Wars: The Skywalker Saga – Warner Bros. Interactive
- (6) Animal Crossing: New Horizons (あつまれ どうぶつの森)* – 任天堂
- (–) Demon Slayer: Kimetsu no Yaiba: The Hinokami Chronicles (鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚) – セガ
*デジタル販売分を含まず
PlayStation プラットフォーム トップ10
- (3) Elden Ring (エルデンリング)* – バンダイナムコエンターテインメント
- (2) MLB: The Show 22 – SIE
- (1) LEGO Star Wars: The Skywalker Saga – Warner Bros. Interactive
- (7) Marvel’s Spider-Man: Miles Morales – SIE
- (4) Horizon II: Forbidden West – SIE
- (–) The Quarry* – Take Two Interactive
- (6) Overwatch – Activision Blizzard
- (5) Ratchet & Clank: Rift Apart – SIE
- (6) Call of Duty: Vanguard – Activision Blizzard
- (5) Gran Turismo 7 – SIE
*デジタル販売分を含まず
Xbox プラットフォーム トップ10
- (1) Elden Ring (エルデンリング)* – バンダイナムコエンターテインメント
- (2) LEGO Star Wars: The Skywalker Saga – Warner Bros. Interactive
- (17) Overwatch – Activision Blizzard
- (–) F1 22 – Electronic Arts
- (4) Call of Duty: Vanguard – Activision Blizzard
- (13) Far Cry 6 – Ubisoft
- (5) Call of Duty: Black Ops: Cold War – Activision Blizzard
- (7) Call of Duty: Modern Warfare (2019) – Activision Blizzard
- (8) Call of Duty: Black Ops III – Activision Blizzard
- (9) Forza Horizon 5 – Microsoft
ハードウェア
2022年6月、ハードウェア市場は前年同期比8%減の3.7億ドル。2022年上半期では9%減の21億ドルでした。売上高の面でトップだったのは PlayStation 6月と上半期の両方で市場をリードしています。PS5はこの6月、前年と比べ二桁成長を達成しているようです。
一方で、販売台数の面でトップを走っているのは Nintendo Switch。こちらも6月と上半期の両方で市場をリードしています。
周辺機器・アクセサリ
2022年6月、周辺機器・アクセサリ類の市場規模は前年同期比15%減の1.8億ドルでした。2022年上半期では14%減の11億ドルとなっています。6月に最もよく売れたのはPS5のコントローラー「DualSense ワイヤレスコントローラー(ミッドナイトブラック)」。一方、2022年上半期に最も売れたのは「Xbox Elite ワイヤレスコントローラー シリーズ2」でした。