【トワプリ】『ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス HD』スイッチ移植はある?開発元は乗り気だが任天堂から話は来ていない


 

多くの Wii U ソフトが Nintendo Switch へ移植/リマスター/リメイクされ、再評価の機会を得ていますが、いくつかのソフトはまだ残されています。『ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス HD』はその一つで、『風のタクト HD』とともに再移植を望む声も聞かれます。

もし移植されるのであれば、『ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス HD』(Wii U、2016年)や『ゼルダの伝説 スカイウォードソード HD』(Switch、2021年)を担当したオーストラリアの Tantalus Media は適任と思われますが、彼らは任天堂からそのような開発依頼は受けていないといいます。

『トワプリ』再移植の話はまだ来ていない

最近のポッドキャストで、Tantalus の CEO である Tom Crago 氏は「我々としてはもちろんやりたいのだけれど、任天堂にとっては優先事項ではないのかもしれません。少なくとも私達との会話の中でその話題は出ませんでした」とコメント。両社の関係は良好で、常に対話があり、関われる機会があればいつでも準備はできていると Crago 氏。タイトル間の間隔が空くこともあり、別のアイデアに発展する可能性も。

『スカイウォードソード』のときはしばらく時間が経ってから「スイッチ版『スカイウォード』を検討していただけませんか」とメールが届いたのだそう。

「もちろん、やりましょう」

任天堂とどのような形にするかを話しあい、開発がスタート。Wii のオリジナル版発売から10周年の2021年に、Nintendo Switch 版『ゼルダの伝説 スカイウォードソード HD』が発売されました。実現の過程は Wii U『トワイライトプリンセス HD』のときといろいろな意味で似ていたのだそう。

『ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス』のオリジナル版は 2006 年にニンテンドーゲームキューブと Wii で発売された作品。当時としては『ゼルダの伝説』シリーズ最多の、世界累計 885 万本を販売しました(※2015年9月30日時点のWii版とゲームキューブ版の合算値。自社調べ)。

2016年に Wii U で発売された『ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス HD』はグラフィックの強化や Wii U GamePad 操作、『amiibo』対応などのチューニングが施された移植/リマスター版。

Nintendo Switch では多くの任天堂 Wii U タイトルが移植発売されているので、『トワイライトプリンセスHD』もいずれはスイッチ版があるのでは?と考えられています。

Tantalus が『ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス HD for Nintendo Switch』のようなタイトルに現在取り組んでいる場合、守秘義務から任天堂の公式発表前に彼らの口から話が出ることはまずないでしょう。

また任天堂が再移植を決断したとしても、再び Tantalus を指名するとは限りません(一方で『時のオカリナ3D』『ムジュラの仮面3D』『夢をみる島』を担当したグレッゾのような例もあります)。

2022年のゼルダはどうなる

任天堂は当初、『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』続編を2022年に発売する予定でした。しかし2023年春へ延期が決定。今年のゼルダは今のところ空白になっています。

任天堂は本編の発売間隔が開きがちになる『ゼルダの伝説』ファンへ向け、ギャップを埋めるために毎年何かしらのタイトルをリリースする計画を立てていると言われています。実際 2013 年からは、毎年何らかの新作タイトルが発売されてきました。

2022 年は BOTW2 延期により空白地帯となっていますが、ゼルダ関連タイトルが発売されることはあるでしょうか。


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