任天堂は2021年11月4日、家庭用ゲーム機「Nintendo Switch」(ニンテンドースイッチ)の今期(2021年4月〜2022年3月)の販売計画を 2,400 万台に変更したと発表しました。
従来は 2,550 万台を販売する計画。
世界的な半導体不足などが影響し、下期の出荷予定台数を引き下げ。通期では 150 万台減少することになります。
10 月に投入した新モデル Nintendo Switch(有機ELモデル)が想定以上の滑り出しとなるなど、5 年目も好調が続く Nintendo Switch プラットフォーム。任天堂の古川俊太郎社長も以前より半導体不足の影響を懸念していたわけですが、ホリデー商戦を前に半導体不足の影響が現実のものとして出始めています。
一方で Nintendo Switch 向けソフトウェアに関しては、上期の販売実績を考慮して 1,000 万本上方修正。2 億本を目指します。
このほかにも想定為替レートを変更するなどし、業績全体の修正を行っています。
売上高は据え置きの1兆6,000億円。利益項目は上方修正して営業利益が5,200億円(+4.0%)、経常利益が5,000億円(+4.2%)、純利益は3,500億円(+2.9%)。
想定為替レートはドルは1ドル105円、ユーロは1ユーロ125円。足もとの動きを見る限り、為替差益がさらに大きくなる余地があります。
業績予想の修正に伴い、年間配当金の予想額は一株当たり1,430円から1,490円に変更されています。