セガサミーホールディングスは2021年5月13日の決算説明会の中で、新・中期計画(2022/3期~2024/3期)を発表。エンタテインメントコンテンツ事業のコンシューマ分野では、セガやアトラスの既存 IP のグローバルブランド化を図るほか、過去・休眠 IP を活用していく考えを明らかにしました。
今回はリマスターやリメイクにとどまらず、リブートを試みる場合もあるようです。
具体的にどの IP を活用していくかについては精査中であるとされていますが、過去 IP の例として『クレイジータクシー』や『ジェットセットラジオ』『バーチャファイター』『ベアナックル』『スペースチャンネル5』『ソウルハッカーズ』『Rez』『NiGHTS』などが挙げられています。
あくまで一例であり、載っていない IP が選ばれる可能性も、もしかしたらありそうです。
セガサミーが考える、リマスター/リメイク/リブートの定義は次のようにされています。
- リマスター : 過去作品を HD 映像化
- リメイク : 過去のゲーム性を維持しながら、新要素を大幅追加
- リブート : IP の世界観を維持しながら、新しいゲームに作り変える
掲載されているタイトルの中で『パンツァードラグーン』『ハウス オブ ザ デッド』に関しては、海外スタジオによりリメイクが開発。他の休眠 IP が同じ形でリメイクされるのか、リマスターにとどまるのか。あるいは大幅刷新された形で再登場をはたすことになるのか。
2Dソニックを復活させた『ソニックマニア』のような成功例もありますが、舵取りを誤り不発に終わった事例も少なくありません。取り扱いは慎重に。愛あるリマスターやリメイク、そしてリブートを期待したいところ。